Minecraft【サーバー】ATERNOSで作るPVPサーバー。

2024-08-08

Java版1.21、統合版はv1.21.2で動作確認。

プラグインとコマンドを使って、PVPサーバーを作成。

PVPサーバー。

統合版専用の1vs1PVPプラグインを紹介していましたが、更新も止まり使えなくなってしまったので、記事内容を新しいものに変更しました。記事更新時に「ATERNOS」で使える簡単な1vs1PVPプラグインが見つからなかったため、PVPバトルを管理するプラグインにコマンドを少し追加して、バトルシステムを作りました。Java版はもちろん、統合版だけでも作れます。

 

◻︎PVPサーバーの特徴
・クロスプレイ対応。
・ATERNOSで簡単設定。
◻︎コマンド
・PVPのオンオフ切り替え。
・最小バトルシステム。

 

更新履歴
2024-7-27/Java版、統合版の両方に対応しました。
2023-9-20/内容が見やすくなるように調整しました。

 

 

目次

1.導入手順
・WEBサイト「ATERNOS」。
・プラグインサーバーの導入。
・プラグインの導入。
・サーバーの設定。

2.ロビーとステージ
・ロビーの設置。
・ステージ設置。

3.PVPManagerの設定
・管理コマンド。

4.遊び方
・操作方法。

5.バトルシステム
・コマンドの解説。

 

 

導入手順

WEBサイト「ATERNOS」。

「ATERNOS」を使ってPVPサーバー作ります。アカウント作成がまだの方は、関連記事を参考に導入してください。

 

 

プラグインサーバーの導入。

Java版のプラグインサーバー「PaperMC」、統合版の場合は、クロスプレイ用プラグインを導入します。プレイヤーの権限も付けておきます。よく分からない場合は関連記事を参考に導入してください。

 

 

プラグインの導入。

今回は「PVPManager(ピーブイピーマネージャー)」をインストールします。PVPのオンオフを切り替えたり、バトル中のアニメーションを追加します。細かい設定も出来ますが、簡単な設定だけですぐ遊べます。更新頻度も多いです。

①ハンバガーメニュー→「プラグイン」を選択。
②「pvpmanager」で検索。
③PVPManager v3.18.16。

 

spigotmc.orgにLite版がありますが、同名の別プラグインがあるため、名前を変更しているのではないかと思います。※プラグインのバージョンは、記事作成時のもの。

 

サーバーの設定。

サーバーを編集して、PVP用の設定に変更します。フラットワールドで、コマンドブロック設置済みのワールドデータを用意しました。※統合版でブロックがピンクになる時は、一度入り直してください。

◎ダウンロード先/world.zip

①ハンバガーメニュー→「ファイル」→「server.properties」を選択。
②設定は後からでも変更出来ます。
ゲームモード/アドベンチャー、難易度/ノーマル、PVP/オン、コマンドブロック/オン。
③アップロードから、ダウンロードした「world.zip」を選択。

 

その他、好みに合わせて内容を変更してください。「server.properties」からネザーをオフに出来ます。エンドをオフにするには、①の項目から「bukkit.yml」→「settings:」「→allow-end:」を「false」に変更します。オフにした場合。③でネザーやエンドを削除しておきます。

 

ロビーとステージ

簡易的なものですが、防具立てを置くだけで、ロビーとバトルステージが作れるようにしました。配布ワールドでは設置済みですが、好きな場所に変更出来ます。※サーバーはJava版で起動しています。統合版で編集する場合も、Java版のコマンドを入力します。

ロビーの設置。

ワールドのスポーン位置や、バトル終了後にプレイヤーが戻って来る場所を作成。「ロビー」と名前を付けた防具立てを置き、スポーンコマンドを入力します。

【Java版/統合版 共通】

/summon armor_stand ~ ~ ~ {CustomName:"\"ロビー\"",CustomNameVisible:1b}
/setworldspawn
/spawnpoint

 

ステージ設置。

バトル開始時に、プレイヤーを移動させる場所。初期設定では「ステージ」を中心に、上下左右20ブロックをステージの範囲にしています。「ロビー」と重ならないように設置します。

【Java版/統合版 共通】

/summon armor_stand ~ ~ ~ {CustomName:"\"ステージ\"",CustomNameVisible:1b}

◻︎リスポーン位置、即時リスポーンなど。
/gamerule spawnRadius 0
/gamerule doImmediateRespawn true

 

初めてワールドに入った時、初期設定では5分間の初心者保護機能があり、PVPが出来ません。「ATERNOS」のハンバーガーメニューから「ファイル」→「plugins」→「PVPManager」→「config.yml」で時間を変更出来ます。

PVPManagerの設定

管理コマンド。

まずは初回コマンドを実行します。その他、バトルログを日本語に変更しておくと分かりやすいです。

◎初回コマンド。

設定をONにして、現在のワールドでPVPが出来るようにします。※OFFは停止。

/pvpglobal ON

 

◎その他コマンド。

/pmr locale JA バトルログを日本語にします。
/pvp * ON 「*」にプレイヤー名を入力すると、PVPを個別にオンオフ出来ます。
/pmr worlds チャットメニューから複数のワールドのPVP設定が確認、変更出来ます。※タッチ操作での動作は未確認。

◻︎curseforge

PVPManager/詳しい設定やコマンドはこちら。

 

遊び方

操作方法。

1.武器や防具を装備して、オークの感圧版を踏み「ステージ」に移動。
2.ステージ内にいるプレイヤーに攻撃すると、プラグインのバトルログが表示されます。
3.バトルに負けるか「ステージ」から20ブロック以上離れると、ロビーに戻ります。
4.バトルを中止するには、金のヘルメットを投げてください。

 

◻︎防具立てが壊れてしまう時。/gamemode adventure @a

 

バトルシステム

コマンドの解説。

最小の装置でバトルシステムを作りました。座標入力も必要ないので扱いやすいと思います。PVPManagerでは、範囲でのPVPの切り替えが出来ないので、弱体化コマンドで代用しています。ロビーやステージ、装備キットなど、足りない機能は追加してください。

「あ」は装備を入れたチェスト設置。※頭装備以外。①にオークの感圧版を設置。⑤は条件付き。

【Java版/統合版】共通

①tag @p add pvp
②execute at @e[name="ステージ"] run spreadplayers ~ ~ 0 6 false @a[tag=pvp]
③execute at @e[name="ステージ"] run item replace entity @a[distance=..20] armor.head with golden_helmet
------
④execute at @e[nbt={Item:{id:"minecraft:golden_helmet"}}] run kill @a[distance=..3]
⑤kill @e[type=item]
------
⑥execute at @e[name="ステージ"] run effect clear @a[nbt={Inventory:[{id:"minecraft:golden_helmet"}]},distance=..20] weakness
------
⑦execute at @e[name="ステージ"] run effect give @a[distance=20..] weakness infinite 255 true
⑧execute at @e[name="ステージ"] run kill @a[nbt={Inventory:[{id:"minecraft:golden_helmet"}]},distance=20..]
⑨execute at @e[name="ロビー"] run clear @a[distance=..2] golden_helmet 1
⑩execute at @e[name="ロビー"] run tag @a[distance=..2] remove pvp

①プレイヤーにタグ「pvp」を追加。
②タグ「pvp」をステージから最大6ブロックで、ランダムに散らします。
③ステージから20ブロック以内のプレイヤーに、金のヘルメットを装備。
------
④金のヘルメットが落ちている時、3ブロック以内のプレイヤーをキル。
⑤落ちているアイテムをキル。
------
⑥金のヘルメット持っているプレイヤーが、ステージから20ブロック以上離れるとキル。
------
⑦ステージから20ブロック以上離れているプレイヤーを弱体化。
⑧ステージから20ブロック以内のプレイヤーの弱体化を解除。
⑨ロビーに戻った時、金のヘルメットを削除。
⑩ロビーに戻った時、タグ「pvp」を削除。

 

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