Minecraft【動く装置】 アイテムショップと通貨(両替機付)。No.5
Java版1.21、統合版はv1.21.2で動作確認。
エメラルドをPayにチャージして、ショップでお買い物。余った Payをエメラルドに戻します。
アイテムショップと通貨作成。
スコアボードを使ったデジタル通貨「Pay」で、エメラルドを「Pay」にチャージしたり、余った「Pay」をエメラルドに戻せる両替所を作ります。また「Pay」で購入できるアイテムショップも作成。簡単なコマンドで、電子決済システムを導入出来ます。コマンド式のゴミ箱付き。装置は初級者向けとなります。
◻︎装置の特徴
・プレイヤーのスコア、アイテム検知。
・ホッパー式のクロック回路。
・引数を使ったプレイヤーの検知。
更新履歴
2024-7-19/v1.21以降に対応。完成データも追加しました。
2024-3-24/再設計!新しくなった統合版のアイテム名に対応。装置の外観も変更しました。
2022-1-27/新設計!回路を簡単にして、統合版の新コマンドにも対応しました。
完成動画。v1.20
1.作成準備
・ログの非表示。・スコアボードの作成。
2.コマンドブロックの設置
3.装置全体図
・アイテムショップの装置全体図。
4.両替機
・エメラルドからPay。・Payからエメラルド。
5.アイテムショップ
・商品と価格。・コマンド入力。
6.コマンド式ゴミ箱
・トラップチェストのクローン。
7.仕上げ
・遊び方。
8.ワールドデータ
・完成データのダウンロード。
※「as」や「minecraft:」などのコマンドは簡略化しています。一部のコマンド、マルチプレイやサーバーでは必要な場合があります。
作成準備
コマンドは1人用で作成しています。マルチプレイで使う場合は、ターゲットセレクタを変更してください。 ※「tag」や、防具立てを指定。
ログの非表示。
◻︎ログの非表示とコマンドブロック入手。
/gamerule commandBlockOutput false /give @s command_block |
スコアボードの作成。
◻︎スコアボード「Pay」を作り、サイドバーに「Pay」を表示。
/scoreboard objectives add Pay dummy /scoreboard objectives setdisplay sidebar Pay |
◻︎削除する場合。
/scoreboard objectives remove Pay
コマンドブロックの設置
コマンドブロックは画像に合わせて配置。「ブロック種類」「レッドストーン」を変更します。 変更がある場合は、個別に解説していきます。
◎配置したコマンドブロックの状態/すべて無条件。※()内は統合版の名称。
コマンドブロックの色 | ブロックの種類 | レッドストーン |
黄色 | インパルス | 動力が必要 |
青色 | チェーン(鎖) | 常時実行 |
紫色 | リピート | 常時実行 |
装置全体図
アイテムショップの装置全体図。
フラットワールドを作成したら、座標(0 -60 0)へ移動してオークの原木を設置。装置は開始点座標(0 -60 0)を基準に、南が正面がになるよう設置にしています。座標を合わせてブロックを設置していくと、コマンドはコピー&ペーストで作れます。
開始点は座標(0 -60 0)
❶プレイエリア ❷両替装置 ❸アイテムショップ ❹ゴミ箱
◻︎南向きを確認するには
ストラクチャーブロックを設置して、境界線の青い線が伸びる方が南。※赤い線は東。
/give @s structure_block
両替機
エメラルドからPay。
エメラルドとデジタル通貨「Pay」を交換出来る装置を作ります。
「A」は座標(2 -60 6)。「あ」は地面下に金ブロック、上に音符ブロックを設置。②の上にレッドストーンランプを設置。③は条件付き。※矢印はホッパーの向き。中に1個アイテムを入れておきます。
◎プレイヤーの検知。
引数を使って、金ブロッックの上にいるプレイヤーを検知します。「A」の座標(2 -60 6)の1ブロック上の座標を入力します。※1ブロック分だけの検知なので(dx)、(dy)、(dz)は0のまま。
【Java版】
①clear @p[x=2,y=-59,z=6,dx=0,dy=0,dz=0] emerald 0 ------ ②clear @p[x=2,y=-59,z=6,dx=0,dy=0,dz=0] emerald 1 ③scoreboard players add @p[x=2,y=-59,z=6,dx=0,dy=0,dz=0] Pay 1 |
【統合版】③はJava版と同じ。
①clear @p[x=2,y=-59,z=6,dx=0,dy=0,dz=0] emerald 0 0 ------ ②clear @p[x=2,y=-59,z=6,dx=0,dy=0,dz=0] emerald 0 1 |
◻︎金ブロックの上にいるプレイヤー対象
①エメラルドを持っている時、信号を出す。
------
②エメラルドを1個クリア。
③プレイヤーの「Pay」を1足す。
※①②統合版はデータ値の入力が必要。
Payからエメラルド。
デジタル通貨「Pay」をエメラルドに交換出来る装置を作ります。
「B」は座標(10 -60 6)。「い」は地面下にエメラルドブロック、上に音符ブロックを設置。②の上にレッドストーンランプを設置。③は条件付き。矢印はホッパーの向き。中に1個アイテムを入れておきます。
【Java版/統合版共通】
①execute unless entity @e[scores={Pay=1..},x=10,y=-59,z=6,dx=0,dy=0,dz=0] ------ ②scoreboard players remove @p[x=10,y=-59,z=6,dx=0,dy=0,dz=0] Pay 1 ③give @p[x=10,y=-59,z=6,dx=0,dy=0,dz=0] emerald 1 |
◻︎エメラルドブロックの上にいるプレイヤー対象
①「Pay」が1以上ある時、信号を出す。
------
②プレイヤーの「Pay」を1引く。
③エメラルドを1与える。
アイテムショップ
商品と価格。
ショップに並べる商品を決めます。価格や個数が分かるように見本アイテムを額縁に設置。
※アイテムや価格など、自由に変更してください。
◎価格と個数。
◻︎オークの原木/「Pay」1で20個。
◻︎鉄インゴット/「Pay」1で10個。
◻︎ダイヤモンドの剣/「Pay」3で1個。
【Java版】Java版は、名前を変更したアイテムをコマンドから入手。
/give @p oak_log[custom_name="20個/Pay1"] 1 /give @p iron_ingot[custom_name="10個/Pay1"] 1 /give @p diamond_sword[custom_name="3個/Pay1"] 1 |
【統合版】
統合版は、金床を使ってアイテムの名前を変更します。※アイテム名が見えない場合、設定→ビデオ→ゲーム内プレイヤーの名前を表示をオンにします。
コマンド入力。
商品に合わせてコマンドを入力。
①は座標(4 -58 2)。①③⑤には石ブロック、木のボタンを設置。②④⑥は条件付き。
【Java版】
①execute if entity @p[scores={Pay=1..}] run scoreboard players remove @p Pay 1 ②give @p oak_log 20 ------ ③execute if entity @p[scores={Pay=1..}] run scoreboard players remove @p Pay 1 ④give @p iron_ingot 10 ------ ⑤execute if entity @p[scores={Pay=3..}] run scoreboard players remove @p Pay 3 ⑥give @p diamond_sword 1 |
①1以上の「Pay」がある時、プレイヤーから「Pay」を1引く。
②プレイヤーにオークの原木を20個与える。
------
③④⑤⑥アイテムによって内容を変更します。
購入ボタンや商品ディスプレイを作ります。
コマンド式ゴミ箱
トラップチェストのクローン。
クローンコマンドを使った簡単なゴミ箱を作ります。トラップチェストを閉じた時、空のトラップチェストをクローンします。
「う」のトラップチェストがゴミ箱。リピーターを石ブロックに繋ぎレッドストーントーチ、コマンドブロックを設置。「う」と同じ向きで「え」のトラップチェストも設置します。
①は座標(7 -60 0)。座標を合わせて、アイテムショップ内に設置。
【Java版/統合版共通】
①clone 7 -60 1 7 -60 1 7 -59 3 |
①チェストを閉じた時、ゴミ箱を空にします。クローン元は「え」、クローン先は「う」の座標。
仕上げ
床や壁を設置し、両替所、アイテムショップを仕上げます。
遊び方。
エメラルドを持っている時、金ブロックの上に乗るとデジタル通貨「Pay」に両替します。
デジタル通貨「Pay」を使ってアイテムを購入。「Pay」が足りない時は購入出来ません。
エメラルドブロックの上に乗ると、余ったデジタル通貨「Pay」をエメラルドに戻します。
ワールドデータ
完成データのダウンロード。
ワールドデータは、コマンド入力不要。「開始レバー」を下げると装置が起動。本体右のボタンを押すと、「Pay」が入手出来ます。
◎ダウンロード先/アイテムショップと通貨
□統合版【動く装置】アイテムショップと通貨v1.20.mcworld
iOS、Android/Minecraftで開く。Windows/ダブルクリックでインポート。
□Java版【動く装置】アイテムショップと通貨v1.20.zip
解凍後、ワールド内の「saves」フォルダに入れる。
※二次配布は禁止です。