Minecraft【Java版/統合版】 アイテムショップと通貨作成。(両替機付)

2023-11-26

Java版1.19.3、統合版はv1.19.51で動作確認。

スコアボードを使った通貨のアイテムショップ! エメラルドとスコアボード通貨の両替機も作成。

アイテムショップと通貨作成。

スコアボードで通貨「Coin」を作り、エメラルドを「Coin」に両替出来る装置を作ります。「Coin」で購入できるアイテムショップを作り、余った「Coin」はエメラルドに戻せる装置も作ります。

◻︎装置の特徴
・execute if entityでスコアの数字を検知。
・引数を使ったプレイヤーの検知。

 

完成動画(旧式)

 

 

目次

1.作成準備
・フラットワールド。
・チャットコマンド。
2.コマンドブロックの設置
3.装置全体図
・アイテムショップの装置全体図。
4.プレイエリア
・両替ポイント。
5.両替機
・エメラルドからCoin。
・Coinからエメラルド。
6.アイテムショップ
・アイテム選び。・コマンド入力。
7.ワールドデータ
・完成データのダウンロード。

 

更新履歴
2023-1-28/新設計!回路を簡単にして、統合版の新コマンドにも対応しました。

 

作成準備

フラットワールド。

マインクラフトのバージョンも上がり、フラットワールドの作成が簡単になりました。 詳しくは、下記の関連記事を参考に作成してください。

 

 

 

チャットコマンド。

チャットに大量のコマンドログが流れ、装置作成の邪魔になるのでログを非表示にしておきます。 ※Java版では、新規ワールド作成時にも非表示に出来ます。

◻︎コマンドログの非表示 ※表示する場合 「false」を「true」に変更。

/gamerule commandBlockOutput false

装置作成に必要なコマンドブロックを手に入れます。

◻︎コマンドブロックの入手

/give @s command_block

 

コマンドブロックの設置

Java版と統合版では、コマンドやブロックの名称など違いがあります。
装置の解説はJava版の名称で統一しています。

コマンドブロックは画像に合わせて配置。「ブロックの種類」「レッドストーン」を変更します。変更がある場合は、個別に解説していきます。

配置したコマンドブロックの状態/すべて無条件
※()内は統合版の名称。

コマンドブロックの色 ブロックの種類 レッドストーン
黄色 インパルス
(衝撃)
動力が必要
(レッドストーンが必要)
青色 チェーン 常時実行
(常にアクティブ)
紫色 リピート
(反復)
常時実行
(常にアクティブ)

 

装置全体図

アイテムショップの装置全体図。

フラットワールドを作成したら、座標(0 -60 0)へ移動してオークの原木(樫の木の丸太)を設置。装置は開始点座標(0 -60 0)を基準に、南が正面がになるよう設置にしています。座標を合わせてブロックを設置していくと、コマンドはコピー&ペーストで作れます。

開始点は座標(0 -60 0)

❶プレイエリア ❷両替装置 ❸アイテムショップ

◻︎南向きを確認するには
ストラクチャーブロックを設置して、境界線の青い線が伸びる方が南。※赤い線は東。
/give @s structure_block

 

プレイエリア

両替ポイント。

金ブロックやエメラルドブロックの上に立つと、両替機のスイッチが入るようにするので、座標を調べておきます。

「あ」は座標(0 -60 4)、「A」は座標(2 -60 6)、「B」は座標(10 -60 6)

「あ」の座標から5×13ブロックの床を作成。「A」の座標、「い」の地面下に金ブロックを設置。「B」の座標、「う」の地面下にエメラルドブロックを設置。

 

両替機

エメラルドからCoin。

エメラルドがスコアボードで作る通貨と交換出来る装置を作ります。

「A」は座標(2 -60 6)。③は「条件付き」に変更。「い」には音符ブロックを設置。 矢印はホッパーの向き。※ホッパーの中に1個アイテムを入れておきます。

 

【Java版/統合版 共通】

◻︎スコアボード「Coin」を作り、サイドバーに「Coin」を表示。

/scoreboard objectives add Coin dummy
/scoreboard objectives setdisplay sidebar Coin

◻︎削除する場合。
scoreboard objectives remove Coin

 

プレイヤーの検知。

引数を使って、金ブロッックの上にいるプレイヤーを検知します。「A」の座標(2 -60 6)の1ブロック上の座標を入力します。※1ブロック分だけの検知なので(dx)、(dy)、(dz)は0のまま。

【Java版】

①clear @p[x=2,y=-59,z=6,dx=0,dy=0,dz=0] emerald 0
②clear @p[x=2,y=-59,z=6,dx=0,dy=0,dz=0] emerald 1
③scoreboard players add @p[x=2,y=-59,z=6,dx=0,dy=0,dz=0] Coin 1

【統合版】③はJava版と同じ。

①clear @p[x=2,y=-59,z=6,dx=0,dy=0,dz=0] emerald 0 0
②clear @p[x=2,y=-59,z=6,dx=0,dy=0,dz=0] emerald 0 1

◻︎範囲内にいるプレイヤー対象
①エメラルドを持っている時、信号を出します。
②エメラルドを1個クリア。
③「Coin」を1足す。※統合版はデータ値の入力が必要です。

 

Coinからエメラルド。

スコアボードの通貨からエメラルドに交換出来る装置を作ります。

「B」は座標(10 -60 6)。③は「条件付き」に変更。「う」には音符ブロックを設置。矢印はホッパーの向き。※ホッパーの中に1個アイテムを入れておきます。

 

プレイヤーの検知。

引数を使って、エメラルドブロッックの上にいるプレイヤーを検知します。「B」の座標(10 -60 6)の1ブロック上の座標を入力します。※1ブロック分だけの検知なので(dx)、(dy)、(dz)は0のまま。

【Java版/統合版】共通

 

①execute if entity @e[scores={Coin=1..},x=10,y=-59,z=6,dx=0,dy=0,dz=0]
②scoreboard players remove @p[x=10,y=-59,z=6,dx=0,dy=0,dz=0] Coin 1
③give @p[x=10,y=-59,z=6,dx=0,dy=0,dz=0] emerald 1

◻︎範囲内にいるプレイヤー対象
①「Coin」が1以上ある時、信号を出します。
②「Coin」を1減らす。
③エメラルドを1個与える。

 

アイテムショップ

アイテム選び。

ショップに並べる商品を決めます。価格や個数が分かるようにアイテム名を変更し、額縁に入れておきます。

※個数や価格は自由に変更してください。

 

価格と個数。

◻︎オークの原木(樫の木の丸太)/「Coin」1枚で20個。
◻︎鉄インゴット/「Coin」1枚で10個。
◻︎ダイヤモンドの剣/「Coin」3枚で1個。

 

【Java版】
Java版の場合、チャットコマンドから名前を変えたアイテムを手に入れることが出来ます。

/give @p oak_log{display:{Name:"\"20個/Coin 1枚\""}} 1
/give @p iron_ingot{display:{Name:"\"10個/Coin 1枚\""}} 1
/give @p diamond_sword{display:{Name:"\"1個/Coin 3枚\""}} 1

【統合版】
統合版の場合、金床を使って、アイテムの名前を変更します。

 

コマンド入力。

商品に合わせてコマンドを入力します。

①は座標(4 -58 2)。②④⑥は「条件付き」に変更。

 

【Java版】

①execute if entity @p[scores={Coin=1..}] run scoreboard players remove @p Coin 1
②give @p oak_log 20
③execute if entity @p[scores={Coin=1..}] run scoreboard players remove @p Coin 1
④give @p iron_ingot 10
⑤execute if entity @p[scores={Coin=3..}] run scoreboard players remove @p Coin 3
⑥give @p diamond_sword 1

【統合版】①③④⑤⑥はJava版と同じ。

②give @p log 20 0

①③⑤の赤字はアイテム購入に必要な「Coin」の数青字はプレイヤーから減らす「Coin」の数を入力。 ②④⑥はそれぞれのアイテムidと数を入力。※統合版はデータ値でアイテムが変わるものがあります。

コマンドブロックを隠すように壁を作ったら装置の完成です。

 

ワールドデータ

完成データのダウンロード。

完成データでは、座標(5 -60 0)にリセットボタンを設置してあります。また、エメラルドの入ったチェストを開くだけで、スコアボードも作成されます。

【統合版】 v1.19.51
アプリで開くから、Minecraftを選びます。
ダウンロード/アイテムショップ.mcworld

【Java版】 1.19.3
zipを解凍して、フォルダを「saves」に入れて起動します。
ダウンロード/アイテムショップ.zip

※二次配布は禁止です。