Minecraft【Java版/統合版】ドラゴンルーレット。

2023-05-25

経験値でルーレットを回して景品を当てる! スコアボードを使った、ルーレットを作成。

Java版1.19.4、統合版はv1.19.70で動作確認。

ドラゴンルーレット。

経験値を消費して、レバーでルーレットを回し止めます。ランプが止まった箇所のアイテムが、ドラゴンの鳴き声と共に口元から出現。装置はMinecraftのゲーム内の時間「tick(ティック)」を数えループさせています。tick(ティック)は加算速度が早いので、狙った数字は出せません。乱数ではないですが、ルーレットガチャとして使えそうです。

※統合版v1.19.51では、tick(ティック)の早い速度でランプが点灯出来ないため、フリッカー回路で乱数を作り、ランプを点灯させています。Java版では時計回りに回転します。

◻︎装置の特徴
・execute if entityでスコアの数字を検知。
・経験値を使った通貨。

 

完成動画(旧式)

 

更新履歴
2023-3-18/統合版v1.19.70で変更になったコマンドを修正しました(完成データも更新)。
2023-1-27/新設計!回路を簡単にして、統合版の新コマンドにも対応しました。
※完成動画は旧式のルーレットです。

 

 

目次

1.作成準備
・フラットワールド。
・チャットコマンド。
2.コマンドブロックの設置
3.装置全体図
・ドラゴンルーレットの装置全体図。
4.プレイエリア
・ディスプレイ。
5.起動装置
・ルーレットの回転と停止。
6.ルーレット装置
・ランプスイッチ。・景品装置。
・演出とリセット。(Java版)
・乱数、演出とリセット。(統合版)
・仕上げ。
7.操作方法
8.ワールドデータ
・完成データのダウンロード。

※一部Java版と統合版のコマンドに違いがあるので気をつけてください。

 

作成準備

フラットワールド。

マインクラフトのバージョンも上がり、フラットワールドの作成が簡単になりました。 詳しくは、下記の関連記事を参考に作成してください。

 

 

 

チャットコマンド。

チャットに大量のコマンドログが流れ、装置作成の邪魔になるのでログを非表示にしておきます。 ※Java版では、新規ワールド作成時にも非表示に出来ます。

◻︎コマンドログの非表示 ※表示する場合 「false」を「true」に変更。

/gamerule commandBlockOutput false

装置作成に必要なコマンドブロックを手に入れます。

◻︎コマンドブロックの入手

/give @s command_block

 

コマンドブロックの設置

Java版と統合版では、コマンドやブロックの名称など違いがあります。
装置の解説はJava版の名称で統一しています。

コマンドブロックは画像に合わせて配置。「ブロックの種類」「レッドストーン」を変更します。変更がある場合は、個別に解説していきます。

配置したコマンドブロックの状態/すべて無条件
※()内は統合版の名称。

コマンドブロックの色 ブロックの種類 レッドストーン
黄色 インパルス
(衝撃)
動力が必要
(レッドストーンが必要)
青色 チェーン 常時実行
(常にアクティブ)
紫色 リピート
(反復)
常時実行
(常にアクティブ)

 

装置全体図

ドラゴンルーレットの装置全体図。

フラットワールドを作成したら、座標(0 -60 0)へ移動して開花したツツジの葉を設置。装置は開始点座標(0 -60 0)を基準に、南が正面がになるよう設置にしています。座標を合わせてブロックを設置していくと、コマンドはコピー&ペーストで作れます。

開始点は座標(0 -60 0)、防具立ては座標(0 -60 2)。

❶プレイエリア ❷起動装置 ❸ルーレット装置

◻︎南向きを確認するには
ストラクチャーブロックを設置して、境界線の青い線が伸びる方が南。※赤い線は東。
/give @s structure_block

 

防具立ての設置。

チャットコマンドを使って、座標(0 -60 2)に名前が「Roulette」の防具立てを設置。

【Java版】

/summon armor_stand 0 -60 2 {CustomName:"\"Roulette\""}

【統合版】

/summon armor_stand Roulette 0 -60 2

 

プレイエリア

ディスプレイ。

ランプが光るディスプレイと景品口を作ります。

「あ」は座標(2 -58 9)、「A」は座標(3 -57 12)、「B」は座標(2 -58 8)、「C」は座標(4 -56 8)。※カラーコンクリートは目安。

「あ」の座標から3×3ブロックのレッドストーンランプを設置。中央は「A」に向かって黒曜石を2ブロック、 ドラゴンの頭を設置。「A」の座標から景品を出します。レッドストーンブロックをクローンして時計回りにランプを光らせます。「B」の座標から、ランプの後ろの座標を8箇所確認。 クローンしたレッドストーンブロックを消すため「B」から「C」の範囲座標も調べておきます。

 

起動装置

ルーレットの回転と停止。

AND回路を使って、経験値を使いルーレットを回し停止させる装置を作ります。

◻︎AND回路とは
2つ以上の信号がオンになると、1つの信号がオンになる回路。

「い」は座標(7 -60 13)。③は地面の下に設置、動力が必要(レッドストーンが必要)に変更。「D」のリピーター(反復装置)は1回クリック。「い」のレッドストーンダスト(の粉)の上には、石ブロックを設置してレバーを付けておきます。

 

【Java版/統合版 共通】

◻︎スコアボード「roll」を作り、サイドバーに「roll」を表示。

/scoreboard objectives add roll dummy
/scoreboard objectives setdisplay sidebar roll

◻︎削除する場合。
/scoreboard objectives remove roll

【Java版】

①execute if entity @p[level=5..]
②xp add @p -5 levels
③scoreboard players add @e[name=Roulette] roll 1

◻︎経験値を増やすコマンド
/xp add @p 30 levels

【統合版】

①execute if entity @p[lm=5]
②xp -5L @p
③scoreboard players add ティック roll 1

◻︎経験値を増やすコマンド
/xp 30L @p

①プレイヤーの経験値が5レベル以上ある時、信号を出す。
②プレイヤーから経験値を5レベル引く。
◻︎Java版
③名前が「Roulette」の防具立ての「 roll」に1を足す。
◻︎統合版
③「roll」のティックに1を足す。

 

ルーレット装置

ランプスイッチ。

スコアに合わせてレッドストーンをクローンし、ランプを点灯させる装置。

①は座標(7 -59 6)。②と⑤にはレッドストーントーチ(のたいまつ)を設置。⓪〜⑧コマンドブロック上にはレッドストーンダスト(の粉)を設置、動力が必要(レッドストーンが必要)に変更。※統合版は⓪の代わりに石ブロックを設置。

【Java版】

⓪fill 2 -58 8 4 -56 8 air

◻︎プレイエリア、ディスプレイ画像参照。
⓪は「B」から「C」の範囲座標に、空気ブロックを設置。

【Java版/統合版 共通】

①execute if entity @e[scores={roll=1..1}] run setblock 2 -58 8 redstone_block
②execute if entity @e[scores={roll=2..2}] run setblock 2 -57 8 redstone_block
③execute if entity @e[scores={roll=3..3}] run setblock 2 -56 8 redstone_block
④execute if entity @e[scores={roll=4..4}] run setblock 3 -56 8 redstone_block
⑤execute if entity @e[scores={roll=5..5}] run setblock 4 -56 8 redstone_block
⑥execute if entity @e[scores={roll=6..6}] run setblock 4 -57 8 redstone_block
⑦execute if entity @e[scores={roll=7..7}] run setblock 4 -58 8 redstone_block
⑧execute if entity @e[scores={roll=8..8}] run setblock 3 -58 8 redstone_block

①〜⑧は「roll」のスコアがそれぞれ1〜8の時、レッドストーンブロックを設置。※ディスプレイの点灯する位置とコマンドを合わせておくとわかりやすいです。

 

景品装置。

信号がオフになった時、ドラゴンの口元にチェストをクローンさせる装置。※画像はJava版のものですが、統合版も同じです。

【Java版/統合版 共通】

①execute if entity @e[scores={roll=1..1}] run clone 2 -60 2 2 -60 2 3 -57 12
②execute if entity @e[scores={roll=2..2}] run clone 2 -60 1 2 -60 1 3 -57 12
③execute if entity @e[scores={roll=3..3}] run clone 2 -60 0 2 -60 0 3 -57 12
④execute if entity @e[scores={roll=4..4}] run clone 3 -60 0 3 -60 0 3 -57 12
⑤execute if entity @e[scores={roll=5..5}] run clone 4 -60 0 4 -60 0 3 -57 12
⑥execute if entity @e[scores={roll=6..6}] run clone 4 -60 1 4 -60 1 3 -57 12
⑦execute if entity @e[scores={roll=7..7}] run clone 4 -60 2 4 -60 2 3 -57 12
⑧execute if entity @e[scores={roll=8..8}] run clone 3 -60 2 3 -60 2 3 -57 12

◻︎プレイエリア、ディスプレイ画像参照。
①〜⑧は「roll」のスコアがそれぞれ1〜8の時、チェストを「A」にクローンします。※ディスプレイの点灯する位置、チェストの位置とコマンドを合わせておくとわかりやすいです。

 

演出とリセット。(Java版)

スコアの数字をループして、ルーレットを作ります。また信号がオフになった時、チェストを壊し効果音を鳴らします。

⑤は「条件付き」に変更。

【Java版】

①setblock 3 -57 12 air destroy
②kill @e[type=item,name="チェスト"]
③playsound minecraft:entity.ender_dragon.growl player @a 3 -57 12
④execute if entity @e[scores={roll=9..}]
⑤scoreboard players set @e[name=Roulette] roll 1

◻︎プレイエリア、ディスプレイ画像参照。
①「A」にクローンしたチェストをアイテム化します。
②アイテム化したチェストを削除します。
③ドラゴンの口元「A」で効果音を鳴らします。
④「roll」が9以上の時、信号を出します。
⑤名前が「Roulette」の「roll」を1に設定。

 

乱数、演出とリセット。(統合版)

コマンドブロックを使ったクロック回路でスコアの数字をランダムに選び、ルーレットを作ります。また信号がオフになった時、チェストを壊し効果音を鳴らします。

◻︎コマンドブロックを使ったクロック回路
ティックの加算をループして、一定の間隔で信号を出しています。※信号をオフにするコマンドや装置も必要。今回はsetblockを使用。

「E」は座標(3 -60 8)。⑤、⑥は「条件付き」に変更。⑦、⑧は「遅延1」に変更。⑦は動力が必要(レッドストーンが必要)に変更。音ブロックも設置しておきます。※ディスプレイは非表示にしてあります。

【統合版】

①setblock 3 -57 12 air [] destroy
②kill @e[type=item,name=チェスト]
③playsound mob.enderdragon.growl @a 3 -57 12
④scoreboard players test ティック roll 1
⑤scoreboard players reset ティック roll
⑥setblock 3 -60 8 redstone_block
⑦setblock 3 -60 8 air
⑧fill 2 -58 8 4 -56 8 air
⑨scoreboard players random @e[name=Roulette] roll 1 8

◻︎プレイエリア、ディスプレイ画像参照。
①「A」にクローンしたチェストをアイテム化します。
②アイテム化したチェストを削除します。
③ドラゴンの口元「A」で効果音を鳴らします。
④ティックの「roll」が1以上の時、信号を出します。
⑤ティックの「roll」をリセットします。
⑦「E」に空気ブロックを設置。(遅延1)
⑧は「B」から「C」の範囲座標に、空気ブロックを設置。(遅延1)
⑨名前が「Roulette」の「roll」に1〜8の数字をランダムに表示。

 

仕上げ。

プレイエリアに壁や床を作ります。チェストやランプの点灯場所に合わせ、額縁にアイテムを入れます。

Java版のみ、ディスプレイの後ろに音符ブロックを設置。

 

操作方法

経験値が5レベル以上ある時、レバーを押すとルーレットが回転(統合版はランダム点灯)。レバーを手前に引くと、ルーレットが停止してアイテムが出現します。※経験値が5レベル以下の時、ルーレットは動きません。

ワールドデータ

完成データのダウンロード。

完成データでは、座標(0 -60 6)に経験値購入ボタン、座標(0 -60 4)にリセットボタンを設置。また、開始レバーを押すだけでスコアボードも作成されます。

【統合版】 v1.19.51
アプリで開くから、Minecraftを選びます。
ダウンロード/ドラゴンルーレット.mcworld

【Java版】 1.19.3
zipを解凍して、フォルダを「saves」に入れて起動します。
ダウンロード/ドラゴンルーレット.zip

※二次配布は禁止です。

 

 

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