Minecraft【動く装置】ドラゴンルーレット。No.4
Java版1.21、統合版はv1.21.2で動作確認。
経験値でルーレットを回して景品を当てよう!防具立てを使った、ルーレット装置。
ドラゴンルーレット。v1.20
経験値を消費してルーレットを回転。感圧版でランプを止め景品を当てる装置です。今回は統合版もJava版と同じく、ルーレットランプが回転するように調整。コマンドブロックの配置も同じにしました。さらに防具立てを使ったトリガーや、回転式クロック回路を採用。装置は回転の角度やクローンの座標入力が多いため、中級者向けの装置となります。
◻︎装置の特徴
・経験値の検知。
・防具立てを使ったトリガー(スイッチ)。
・回転式クロック回路。
更新履歴
2024-7-19/一部コマンドの修正。v1.21以降に対応。完成データも追加しました。
2024-3-21/再設計!コマンドを単純化。Java版と統合版を同じ設計にしました。
2023-3-18/統合版v1.19.70で変更になったコマンドを修正しました(完成データも更新)。
2023-1-27/新設計!回路を簡単にして、統合版の新コマンドにも対応しました。
完成動画。v1.20
1.作成準備
・ログの非表示。・スコアボードの作成。
2.コマンドブロックの設置
3.装置全体図
・ドラゴンルーレットの装置全体図。
・防具立て「回転」の設置。
4.ルーレットランプ
・ランプの作成。・起動スイッチ。
5.ランプ点灯装置
・回転式クロック。・ランプの点灯。
6.景品装置
・チェストのクローン。
7.演出効果
・演出。
8.仕上げ
・遊び方。
9.ワールドデータ
・完成データのダウンロード。
※「as」や「minecraft:」などのコマンドは簡略化しています。一部のコマンド、マルチプレイやサーバーでは必要な場合があります。
作成準備
コマンドは1人用で作成しています。マルチプレイで使う場合は、ターゲットセレクタを変更してください。 ※「tag」や、防具立てを指定。
ログの非表示。
◻︎ログの非表示とコマンドブロック入手。
/gamerule commandBlockOutput false /give @s command_block |
コマンドブロックの設置
コマンドブロックは画像に合わせて配置。「ブロック種類」「レッドストーン」を変更します。 変更がある場合は、個別に解説していきます。
◎配置したコマンドブロックの状態/すべて無条件。※()内は統合版の名称。
コマンドブロックの色 | ブロックの種類 | レッドストーン |
黄色 | インパルス | 動力が必要 |
青色 | チェーン(鎖) | 常時実行 |
紫色 | リピート | 常時実行 |
装置全体図
ドラゴンルーレットの装置全体図。
フラットワールドを作成したら、座標(0 -60 0)へ移動して開花したツツジの葉を設置。装置は開始点座標(0 -60 0)を基準に、南が正面がになるよう設置にしています。座標を合わせてブロックを設置していくと、コマンドはコピー&ペーストで作れます。
開始点は座標(0 -60 0)、防具立ては座標(0 -60 2)。
❶プレイエリア ❷ルーレットランプ ❸ルーレット装置
◻︎南向きを確認するには
ストラクチャーブロックを設置して、境界線の青い線が伸びる方が南。※赤い線は東。
/give @s structure_block
防具立て「回転」の設置。
【Java版】
/summon armor_stand 6 -60 1 {CustomName:"\"回転\""} |
【統合版】
/summon armor_stand 回転 6 -60 1 |
ルーレットランプ
ランプの作成。
時計回りにランプが点灯し、回転する装置を作ります。さらにランプが止まった位置に合わせて景品を出します。
「あ」は座標(3 -58 12)。
「あ」の座標から3×3ブロックのレッドストーンランプを設置。中央は黒曜石に変更。
「い」は座標(4 -58 11)。※カラーコンクリートは目安。
背面にレッドストーンをクローンして、ランプを点灯。「い」の座標から、座標を時計回りに確認(全8箇所)。
「う」は座標(4 -57 15)。
景品チェストを「う」クローンします。正面の黒曜石にドラゴンの頭を設置。口元の「う」の座標を確認。ランプ背面は1ブロック空け、6時、9時、12時、3時の位置に音符ブロックを設置(クリック無し)。
起動スイッチ。
プレイエリアにルーレットの開始と停止スイッチを作ります。
①は座標(6 -60 19)。
防具立てを使ったトリガー(スイッチ)を作成。設置位置は「回転」と同じ。
【Java版】
①execute if entity @p[level=5..] run summon armor_stand 6 -60 1 {CustomName:"\"スイッチ\""} ②kill @e[name="スイッチ"] |
※統合版は、クォーテーションマーク「"」が無くても動作します。
◻︎経験値を追加するコマンド
/xp add @p 30 levels
【統合版】②はJava版と同じ。
①execute if entity @p[lm=5] run summon armor_stand スイッチ 6 -60 1 |
◻︎経験値を追加するコマンド
/xp 30L @p
①プレイヤーの経験値が5以上ある時、防具立て「スイッチ」を設置。
②防具立て「スイッチ」を削除。
ランプ点灯装置
回転式クロック。
防具立て「スイッチ」を検知して、防具立てを回転。クロック信号を作ります。
①は座標(5 -60 8)。②は動力が必要。統合版は(ティックの遅延2)。上にレッドストーンダストを設置。③上にレッドストーンリピーターを設置(1回クリック)。※矢印はコマンドブロックの向き。
【Java版】
①execute if entity @e[name="スイッチ"] ②execute at @e[name="回転"] run tp @e[name="回転"] ~ ~ ~ ~45 ~ ③fill 3 -58 11 5 -56 11 air ④execute if entity @p[level=5..] run xp add @p -5 levels |
【統合版】④以外はJava版と同じ。
④execute if entity @p[lm=5] run xp -5L @p |
①防具立て「スイッチ」がある時、信号を出す。
②信号がある時、防具立て「回転」の向きを45度回転。※ランプの点灯は全8箇所。防具立ては1周360度なので、45度で回転すると8箇所検知出来ます。統合版は(ティックの遅延2)。
③経験値が5以上ある時、プレイヤーの経験値を5減らす。
ランプの点灯。
防具立て「回転」の向きを検知して、レッドストーンブロックをクローン。ランプを点灯させます。
①〜⑧は動力が必要。上にレッドストーンダストを設置。⑥⑦にレッドストーントーチを設置。
【Java版】
①execute if entity @e[name="回転",y_rotation=0] run setblock 4 -58 11 redstone_block ②execute if entity @e[name="回転",y_rotation=45] run setblock 3 -58 11 redstone_block ③execute if entity @e[name="回転",y_rotation=90] run setblock 3 -57 11 redstone_block ④execute if entity @e[name="回転",y_rotation=135] run setblock 3 -56 11 redstone_block ⑤execute if entity @e[name="回転",y_rotation=180] run setblock 4 -56 11 redstone_block ⑥execute if entity @e[name="回転",y_rotation=-135] run setblock 5 -56 11 redstone_block ⑦execute if entity @e[name="回転",y_rotation=-90] run setblock 5 -57 11 redstone_block ⑧execute if entity @e[name="回転",y_rotation=-45] run setblock 5 -58 11 redstone_block |
【統合版】
①execute if entity @e[name="回転",rym=0,ry=0] run setblock 4 -58 11 redstone_block ②execute if entity @e[name="回転",rym=45,ry=45] run setblock 3 -58 11 redstone_block ③execute if entity @e[name="回転",rym=90,ry=90] run setblock 3 -57 11 redstone_block ④execute if entity @e[name="回転",rym=135,ry=135] run setblock 3 -56 11 redstone_block ⑤execute if entity @e[name="回転",rym=180,ry=-180] run setblock 4 -56 11 redstone_block ⑥execute if entity @e[name="回転",rym=-135,ry=-135] run setblock 5 -56 11 redstone_block ⑦execute if entity @e[name="回転",rym=-90,ry=-90] run setblock 5 -57 11 redstone_block ⑧execute if entity @e[name="回転",rym=-45,ry=-45] run setblock 5 -58 11 redstone_block |
①〜⑧防具立ての向き、ランプの位置、コマンド入力の位置を合わせます。座標は各「ランプ背面」の座標。※統合版では、最小角度「rym」と最大角度「ry」の入力が必要。
景品装置
チェストのクローン。
ランプが停止した時、景品チェストをドラゴンの口元にクローンします。
インパルス、チェーンブロックは、①〜⑧まで時計回りに繋ぐ。チェストに景品を入れ8個設置。
【Java版】
①execute if entity @e[name="回転",y_rotation=0] run clone 6 -60 2 6 -60 2 4 -57 15 ②execute if entity @e[name="回転",y_rotation=45] run clone 5 -60 2 5 -60 2 4 -57 15 ③execute if entity @e[name="回転",y_rotation=90] run clone 5 -60 1 5 -60 1 4 -57 15 ④execute if entity @e[name="回転",y_rotation=135] run clone 5 -60 0 5 -60 0 4 -57 15 ⑤execute if entity @e[name="回転",y_rotation=180] run clone 6 -60 0 6 -60 0 4 -57 15 ⑥execute if entity @e[name="回転",y_rotation=-135] run clone 7 -60 0 7 -60 0 4 -57 15 ⑦execute if entity @e[name="回転",y_rotation=-90] run clone 7 -60 1 7 -60 1 4 -57 15 ⑧execute if entity @e[name="回転",y_rotation=-45] run clone 7 -60 2 7 -60 2 4 -57 15 |
【統合版】
①execute if entity @e[name="回転",rym=0,ry=0] run clone 6 -60 2 6 -60 2 4 -57 15 ②execute if entity @e[name="回転",rym=45,ry=45] run clone 5 -60 2 5 -60 2 4 -57 15 ③execute if entity @e[name="回転",rym=90,ry=90] run clone 5 -60 1 5 -60 1 4 -57 15 ④execute if entity @e[name="回転",rym=135,ry=135] run clone 5 -60 0 5 -60 0 4 -57 15 ⑤execute if entity @e[name="回転",rym=180,ry=-180] run clone 6 -60 0 6 -60 0 4 -57 15 ⑥execute if entity @e[name="回転",rym=-135,ry=-135] run clone 7 -60 0 7 -60 0 4 -57 15 ⑦execute if entity @e[name="回転",rym=-90,ry=-90] run clone 7 -60 1 7 -60 1 4 -57 15 ⑧execute if entity @e[name="回転",rym=-45,ry=-45] run clone 7 -60 2 7 -60 2 4 -57 15 |
①〜⑧チェストの位置、ランプの位置、コマンド入力の位置を合わせます。クローン元は各「チェスト」の座標、クローン先はドラゴンの口元「う」の座標。
演出効果
演出。
ドラゴンの口元にクローンしたチェストを壊し、効果音を鳴らします。
①統合版のみ(ティックの遅延2)。
【Java版】
①setblock 4 -57 15 air destroy ②kill @e[name="チェスト"] ③playsound minecraft:entity.ender_dragon.growl player @p 4 -57 15 |
【統合版】③以外はJava版と同じ。
③playsound mob.enderdragon.growl @p 4 -57 15 |
①ドラゴンの口元「う」の座標にクローンした「チェスト」破壊します。
②アイテム化した「チェスト」を削除。
③ドラゴンの口元「う」の座標で効果音を鳴らす。
仕上げ
ランプに合わせて景品枠を設置。コマンドブロックには、開始ボタンと停止感圧版を設置。
床や柱を設置し、ルーレット会場を仕上げます。
遊び方。
経験値が5以上ある時、石のボタンを押すと経験値を5消費してルーレットを回転。中央の感圧版に乗るとルーレットが停止。ランプが停止した位置の景品がドラゴンの口元に出現。効果音が鳴ります。※経験値が5レベル以下の時、ルーレットは動きません。
ワールドデータ
完成データのダウンロード。
ワールドデータは、コマンド入力不要。本体右のボタンを押すと、経験値が入手出来ます。
◎ダウンロード先/【動く装置】ドラゴンルーレットv1.20
【統合版】ドラゴンルーレットv1.20.mcworld
iOS、Android/Minecraftで開く。Windows/ダブルクリックでインポート。
【Java版】ドラゴンルーレットv1.20.zip
解凍後、ワールド内の「saves」フォルダに入れる。
※二次配布は禁止です。