Minecraft【Java版/統合版】タイマーディスプレイ。

2023-09-20

Java版1.19.3、統合版はv1.19.51で動作確認。

簡単な記憶装置とスコアボードタイマーを使って、 数字を表示するディスプレイを作成。

タイマーディスプレイ。

ホッパー式の記憶装置は、信号のオンオフでアイテムを移動させて、10個のホッパーをループしています。そのホッパーからの信号をコマンドブロックに繋げ、赤石で作った数字をタイマーに合わせてクローンしています。今回はストップウオッチタイマーの紹介ですが、文字や絵をタイマーで制御すれば、電光掲示板も作れそうです。

※ディスプレイの数字は、スコアボードタイマーから約1秒遅れて表示されます。

◻︎装置の特徴
・Java版「matches」、統合版「test」を使ったスコアの検知。
・ドロッパーとホッパーを使った記憶装置。

 

 

完成動画(旧式)

 

 

 

目次

1.作成準備
・フラットワールド。
・チャットコマンド。
2.コマンドブロックの設置
3.装置全体図
・タイマーディスプレイ装置全体図。
4.タイマー装置
・ストップウオッチタイマー。
5.デイスプレイ
・ディスプレイの表示。
・数字ブロック。
6.記憶装置
・1の位。・信号の延長。・10の位。
7.操作方法
8.ワールドデータ
・完成データのダウンロード。

 

更新履歴
2023-1-22/新設計!複雑だった回路を見直し、簡単にしました。

 

作成準備

フラットワールド。

マインクラフトのバージョンも上がり、フラットワールドの作成が簡単になりました。 詳しくは、下記の関連記事を参考に作成してください。

 

 

 

チャットコマンド。

チャットに大量のコマンドログが流れ、装置作成の邪魔になるのでログを非表示にしておきます。 ※Java版では、新規ワールド作成時にも非表示に出来ます。

◻︎コマンドログの非表示 ※表示する場合 「false」を「true」に変更。

/gamerule commandBlockOutput false

装置作成に必要なコマンドブロックを手に入れます。

◻︎コマンドブロックの入手

/give @s command_block

 

コマンドブロックの設置

Java版と統合版では、コマンドやブロックの名称など違いがあります。
装置の解説はJava版の名称で統一しています。

コマンドブロックは画像に合わせて配置。「ブロックの種類」「レッドストーン」を変更します。変更がある場合は、個別に解説していきます。

配置したコマンドブロックの状態/すべて無条件
※()内は統合版の名称。

コマンドブロックの色 ブロックの種類 レッドストーン
黄色 インパルス
(衝撃)
動力が必要
(レッドストーンが必要)
青色 チェーン 常時実行
(常にアクティブ)
紫色 リピート
(反復)
常時実行
(常にアクティブ)

 

 

装置全体図

 

タイマーディスプレイの装置全体図。

フラットワールドを作成したら、座標(0 -60 0)へ移動して開花したツツジの葉を設置。装置は開始点座標(0 -60 0)を基準に、南が正面がになるよう設置にしています。座標を合わせてブロックを設置していくと、コマンドはコピー&ペーストで作れます。

開始点は座標(0 -60 0)。

❶ディスプレイ ❷タイマー装置 ❸記憶装置

◻︎南向きを確認するには
ストラクチャーブロックを設置して、境界線の青い線が伸びる方が南。※赤い線は東。
/give @s structure_block

 

タイマー装置

ストップウオッチタイマー。

今回は100秒まで測れるタイマーを作成します。ボタンスイッチで起動し、時間が来たら止まります。※時間は後からでも変更可能です。

「あ」は座標(6 -60 10)、「い」は座標(8 -60 10)。石のボタンを付けておきます。⑥にはレッドストーンダスト(の粉)とトーチ(のたいまつ)、⑦にはリピーター(反復装置)を設置。

 

【Java版/統合版 共通】
◻︎スコアボード「count」「time」を作り、サイドバーに「time」を表示。

/scoreboard objectives add count dummy
/scoreboard objectives add time dummy
/scoreboard objectives setdisplay sidebar time

◻︎削除する場合。
/scoreboard objectives remove count
/scoreboard objectives remove time

 

【Java版】

①scoreboard players set 秒 time 0
②scoreboard players set ティック count 0
③execute if score 秒 time matches 0..99
④scoreboard players add ティック count 1
⑤execute if score ティック count matches 18..
⑥scoreboard players set ティック count 0
⑦scoreboard players add 秒 time 1

【統合版】①②④⑥⑦はJava版と同じ。

③scoreboard players test 秒 time 0 99
⑤scoreboard players test ティック count 18

①「time」の秒を0に設定。
②「count」のティックを0に設定。
③「time」の秒が0から99の時、信号を出します。※「time」の秒が99になった時に装置を止めると、表示が100で止まります。
④「count」のティックを1増やします。
⑤「count」のティックが18の時、信号を出します。
⑥スコアボード「count」のティックを0にします。
⑦ティックを0にした時「time」の秒を1足す。

時間を変えたい場合、③の数字を変更します。
◻︎30秒タイマーの場合/Java版 ※統合版も同じ箇所を変更。
③execute if score 秒 time matches 0..29

 

デイスプレイ

ディスプレイの表示。

1の位と10の位を表示出来る小型ディスプレイを作成。ランプが点灯している数を数字にします。「0」の場合のみ、デジタル数字を使用。画像の数字は「25」です。※表示が見えにくい場合、デジタル数字のディスプレイに変更してください。(座標の調整が必要)

「う」は座標(0 -58 10)。

「う」の座標から3×7ブロックのレッドストーンランプを設置。中央は黒曜石に変更します。1の位は「A」、10の位は「B」の座標から順番にランプを点灯していきます。

 

数字ブロック。

ディスプレイの裏にレッドストーンブロックで数字を作成。各数字をクローンしてディスプレイに表示させます。数字は後ろに繋げて作っておくと、座標入力が簡単になります。

「え」は座標(4 -58 8)、「お」は座標(6 -56 8)の範囲座標。「か」は座標(0 -58 8)、「き」は座標(2 -56 8)の範囲座標。「C」は座標(4 -58 9)、「D」は座標(0 -58 9)。※カラーコンクリートは目安。

①〜⓪まで、数字に合わせてレッドストーンブロックを設置。「C」は1の位、「D」は10の位のクローン先。

 

記憶装置

1の位。

タイマー装置から信号を繋げて、1の位の数字を出力します。信号がオフの時はホッパー内をアイテムが移動し、オンになると停止します。

「E」は座標(11 -60 10)。リピーター(反復装置)からレッドストーンダスト(の粉)を繋げ、 ⓪のホッパーにアイテムを入れておきます。矢印はホッパーとドロッパーの向き。

※ディスペンサー(発射装置)と似ていますが、設置しているのは「ドロッパー」です。ホッパーの間に挟む事で、となりのコマンドブロックと信号が重ならずに出力できます。

 

【Java版/統合版 共通】

①clone 4 -58 8 6 -56 8 4 -58 9
②clone 4 -58 7 6 -56 7 4 -58 9
③clone 4 -58 6 6 -56 6 4 -58 9
④clone 4 -58 5 6 -56 5 4 -58 9
⑤clone 4 -58 4 6 -56 4 4 -58 9
⑥clone 0 -58 8 2 -56 8 4 -58 9
⑦clone 0 -58 7 2 -56 7 4 -58 9
⑧clone 0 -58 6 2 -56 6 4 -58 9
⑨clone 0 -58 5 2 -56 5 4 -58 9
⓪clone 0 -58 4 2 -56 4 4 -58 9

◻︎ディスプレイ、数字ブロック画像参照。
②〜⑤は①の「え」と「お」範囲座標を基準に赤字のz座標を1引き「C」へクローンします。
⑦〜⓪は⑥の「か」と「き」範囲座標を基準に青字のz座標を1引き「C」へクローンします。

 

信号の延長。

1の位の数字が1周した時、10の位へ信号を送ります。

「⑨」は座標(11 -60 8)。

1の位の「⑨」から、レッドストーントーチ(のたいまつ)を繋げ「G」へ階段状に信号を延長します。ボタンスイッチを押すと「F」へ信号が届くように回路を延長しておきます。

 

10の位。

「G」の座標から、1の位と全く同じものを作ります。

「G」は座標(13 -56 10)。リピーター(反復装置)からレッドストーンダスト(の粉)を繋げ、 ⓪のホッパーにアイテムを入れておきます。矢印はホッパーとドロッパーの向き。

 

【Java版/統合版 共通】

①clone 4 -58 8 6 -56 8 0 -58 9
②clone 4 -58 7 6 -56 7 0 -58 9
③clone 4 -58 6 6 -56 6 0 -58 9
④clone 4 -58 5 6 -56 5 0 -58 9
⑤clone 4 -58 4 6 -56 4 0 -58 9
⑥clone 0 -58 8 2 -56 8 0 -58 9
⑦clone 0 -58 7 2 -56 7 0 -58 9
⑧clone 0 -58 6 2 -56 6 0 -58 9
⑨clone 0 -58 5 2 -56 5 0 -58 9
⓪clone 0 -58 4 2 -56 4 0 -58 9

◻︎記憶装置、1の位を参照。

1の位で使った①〜⓪のコマンドのクローン先を「D」へ変更します。

 

◎注意点

表示したい数字が決まっている場合、10の位を省略可能です。例えば30秒で固定の場合、ホッパー4つでループするように変更出来ます。※「0」を含む。さらに位を増やしたい場合は、同じ手順で信号を延長し、100の位や1000の位も作れます。

 

操作方法

銅ブロックは1の位、酸化した銅ブロックは10の位の数字を手動で変更出来ます。表示を「0」にしてから、金ブロックのボタンを押してタイマーを開始します。※カウントダウンタイマーを作る場合、タイマー装置のコマンド変更し、記憶装置の数字を逆回りにする必要があります。

 

ワールドデータとスキン

完成データのダウンロード。

完成データでは、座標(9 -60 1)にリセットボタンを設置してあります。また金ブロックのボタンを押すだけで、スコアボードも作成されます。

【統合版】 v1.19.51
アプリで開くから、Minecraftを選びます。
ダウンロード/タイマーディスプレイ.mcworld

【Java版】 1.19.3
zipを解凍して、フォルダを「saves」に入れて起動します。
ダウンロード/タイマーディスプレイ.zip

※二次配布は禁止です。