Minecraft【Java版/統合版】タイマーディスプレイ。

Java版1.19.3、統合版はv1.19.51で動作確認。
簡単な記憶装置とスコアボードタイマーを使って、 数字を表示するディスプレイを作成。
タイマーディスプレイ。
ホッパー式の記憶装置は、信号のオンオフでアイテムを移動させて、10個のホッパーをループしています。そのホッパーからの信号をコマンドブロックに繋げ、赤石で作った数字をタイマーに合わせてクローンしています。今回はストップウオッチタイマーの紹介ですが、文字や絵をタイマーで制御すれば、電光掲示板も作れそうです。
※ディスプレイの数字は、スコアボードタイマーから約1秒遅れて表示されます。
◻︎装置の特徴
・Java版「matches」、統合版「test」を使ったスコアの検知。
・ドロッパーとホッパーを使った記憶装置。
- 簡単に作れるタイマーはこちら→タイマー作成。
完成動画(旧式)
更新履歴
2023-1-22/新設計!複雑だった回路を見直し、簡単にしました。
作成準備
フラットワールド。
マインクラフトのバージョンも上がり、フラットワールドの作成が簡単になりました。 詳しくは、下記の関連記事を参考に作成してください。
- フラットワールドの作り方はこちら→ 新規フラットワールド作成。
チャットコマンド。
チャットに大量のコマンドログが流れ、装置作成の邪魔になるのでログを非表示にしておきます。 ※Java版では、新規ワールド作成時にも非表示に出来ます。
◻︎コマンドログの非表示 ※表示する場合 「false」を「true」に変更。
/gamerule commandBlockOutput false |
装置作成に必要なコマンドブロックを手に入れます。
◻︎コマンドブロックの入手
/give @s command_block |
コマンドブロックの設置
Java版と統合版では、コマンドやブロックの名称など違いがあります。
装置の解説はJava版の名称で統一しています。
コマンドブロックは画像に合わせて配置。「ブロックの種類」「レッドストーン」を変更します。変更がある場合は、個別に解説していきます。
配置したコマンドブロックの状態/すべて無条件
※()内は統合版の名称。
コマンドブロックの色 | ブロックの種類 | レッドストーン |
黄色 | インパルス (衝撃) |
動力が必要 (レッドストーンが必要) |
青色 | チェーン | 常時実行 (常にアクティブ) |
紫色 | リピート (反復) |
常時実行 (常にアクティブ) |
装置全体図
タイマーディスプレイの装置全体図。
フラットワールドを作成したら、座標(0 -60 0)へ移動して開花したツツジの葉を設置。装置は開始点座標(0 -60 0)を基準に、南が正面がになるよう設置にしています。座標を合わせてブロックを設置していくと、コマンドはコピー&ペーストで作れます。
開始点は座標(0 -60 0)。
❶ディスプレイ ❷タイマー装置 ❸記憶装置
◻︎南向きを確認するには
ストラクチャーブロックを設置して、境界線の青い線が伸びる方が南。※赤い線は東。
/give @s structure_block
タイマー装置
ストップウオッチタイマー。
今回は100秒まで測れるタイマーを作成します。ボタンスイッチで起動し、時間が来たら止まります。※時間は後からでも変更可能です。
「あ」は座標(6 -60 10)、「い」は座標(8 -60 10)。石のボタンを付けておきます。⑥にはレッドストーンダスト(の粉)とトーチ(のたいまつ)、⑦にはリピーター(反復装置)を設置。
【Java版/統合版 共通】
◻︎スコアボード「count」「time」を作り、サイドバーに「time」を表示。
/scoreboard objectives add count dummy /scoreboard objectives add time dummy /scoreboard objectives setdisplay sidebar time |
◻︎削除する場合。
/scoreboard objectives remove count
/scoreboard objectives remove time
【Java版】
①scoreboard players set 秒 time 0 ②scoreboard players set ティック count 0 ③execute if score 秒 time matches 0..99 ④scoreboard players add ティック count 1 ⑤execute if score ティック count matches 18.. ⑥scoreboard players set ティック count 0 ⑦scoreboard players add 秒 time 1 |
【統合版】①②④⑥⑦はJava版と同じ。
③scoreboard players test 秒 time 0 99 ⑤scoreboard players test ティック count 18 |
①「time」の秒を0に設定。
②「count」のティックを0に設定。
③「time」の秒が0から99の時、信号を出します。※「time」の秒が99になった時に装置を止めると、表示が100で止まります。
④「count」のティックを1増やします。
⑤「count」のティックが18の時、信号を出します。
⑥スコアボード「count」のティックを0にします。
⑦ティックを0にした時「time」の秒を1足す。
時間を変えたい場合、③の数字を変更します。
◻︎30秒タイマーの場合/Java版 ※統合版も同じ箇所を変更。
③execute if score 秒 time matches 0..29
デイスプレイ
ディスプレイの表示。
1の位と10の位を表示出来る小型ディスプレイを作成。ランプが点灯している数を数字にします。「0」の場合のみ、デジタル数字を使用。画像の数字は「25」です。※表示が見えにくい場合、デジタル数字のディスプレイに変更してください。(座標の調整が必要)
「う」は座標(0 -58 10)。
「う」の座標から3×7ブロックのレッドストーンランプを設置。中央は黒曜石に変更します。1の位は「A」、10の位は「B」の座標から順番にランプを点灯していきます。
数字ブロック。
ディスプレイの裏にレッドストーンブロックで数字を作成。各数字をクローンしてディスプレイに表示させます。数字は後ろに繋げて作っておくと、座標入力が簡単になります。
「え」は座標(4 -58 8)、「お」は座標(6 -56 8)の範囲座標。「か」は座標(0 -58 8)、「き」は座標(2 -56 8)の範囲座標。「C」は座標(4 -58 9)、「D」は座標(0 -58 9)。※カラーコンクリートは目安。
①〜⓪まで、数字に合わせてレッドストーンブロックを設置。「C」は1の位、「D」は10の位のクローン先。
記憶装置
1の位。
タイマー装置から信号を繋げて、1の位の数字を出力します。信号がオフの時はホッパー内をアイテムが移動し、オンになると停止します。
「E」は座標(11 -60 10)。リピーター(反復装置)からレッドストーンダスト(の粉)を繋げ、 ⓪のホッパーにアイテムを入れておきます。矢印はホッパーとドロッパーの向き。
※ディスペンサー(発射装置)と似ていますが、設置しているのは「ドロッパー」です。ホッパーの間に挟む事で、となりのコマンドブロックと信号が重ならずに出力できます。
【Java版/統合版 共通】
①clone 4 -58 8 6 -56 8 4 -58 9 ②clone 4 -58 7 6 -56 7 4 -58 9 ③clone 4 -58 6 6 -56 6 4 -58 9 ④clone 4 -58 5 6 -56 5 4 -58 9 ⑤clone 4 -58 4 6 -56 4 4 -58 9 ⑥clone 0 -58 8 2 -56 8 4 -58 9 ⑦clone 0 -58 7 2 -56 7 4 -58 9 ⑧clone 0 -58 6 2 -56 6 4 -58 9 ⑨clone 0 -58 5 2 -56 5 4 -58 9 ⓪clone 0 -58 4 2 -56 4 4 -58 9 |
◻︎ディスプレイ、数字ブロック画像参照。
②〜⑤は①の「え」と「お」範囲座標を基準に赤字のz座標を1引き「C」へクローンします。
⑦〜⓪は⑥の「か」と「き」範囲座標を基準に青字のz座標を1引き「C」へクローンします。
信号の延長。
1の位の数字が1周した時、10の位へ信号を送ります。
「⑨」は座標(11 -60 8)。
1の位の「⑨」から、レッドストーントーチ(のたいまつ)を繋げ「G」へ階段状に信号を延長します。ボタンスイッチを押すと「F」へ信号が届くように回路を延長しておきます。
10の位。
「G」の座標から、1の位と全く同じものを作ります。
「G」は座標(13 -56 10)。リピーター(反復装置)からレッドストーンダスト(の粉)を繋げ、 ⓪のホッパーにアイテムを入れておきます。矢印はホッパーとドロッパーの向き。
【Java版/統合版 共通】
①clone 4 -58 8 6 -56 8 0 -58 9 ②clone 4 -58 7 6 -56 7 0 -58 9 ③clone 4 -58 6 6 -56 6 0 -58 9 ④clone 4 -58 5 6 -56 5 0 -58 9 ⑤clone 4 -58 4 6 -56 4 0 -58 9 ⑥clone 0 -58 8 2 -56 8 0 -58 9 ⑦clone 0 -58 7 2 -56 7 0 -58 9 ⑧clone 0 -58 6 2 -56 6 0 -58 9 ⑨clone 0 -58 5 2 -56 5 0 -58 9 ⓪clone 0 -58 4 2 -56 4 0 -58 9 |
◻︎記憶装置、1の位を参照。
1の位で使った①〜⓪のコマンドのクローン先を「D」へ変更します。
◎注意点
表示したい数字が決まっている場合、10の位を省略可能です。例えば30秒で固定の場合、ホッパー4つでループするように変更出来ます。※「0」を含む。さらに位を増やしたい場合は、同じ手順で信号を延長し、100の位や1000の位も作れます。
操作方法
銅ブロックは1の位、酸化した銅ブロックは10の位の数字を手動で変更出来ます。表示を「0」にしてから、金ブロックのボタンを押してタイマーを開始します。※カウントダウンタイマーを作る場合、タイマー装置のコマンド変更し、記憶装置の数字を逆回りにする必要があります。
ワールドデータとスキン
完成データのダウンロード。
完成データでは、座標(9 -60 1)にリセットボタンを設置してあります。また金ブロックのボタンを押すだけで、スコアボードも作成されます。
【統合版】 v1.19.51
アプリで開くから、Minecraftを選びます。
ダウンロード/タイマーディスプレイ.mcworld
【Java版】 1.19.3
zipを解凍して、フォルダを「saves」に入れて起動します。
ダウンロード/タイマーディスプレイ.zip
※二次配布は禁止です。