Minecraft【Java版】マイクラサーバーの運用に欠かせないプラグイン。
Java版で動作確認。
プレイヤーの管理や建造物の保護など、トラブルを防いたり、サーバーを便利にするプラグイン。
サーバーを作りたいけど、どんなプラグインを入れたらいいの? プラグインの使い方がよく分からない!など。マルチプレイでトラブルを防ぐため最低限入れておきたいプラグインをまとめました。
プラグインは、プロキシやサーバーのpluginフォルダに入れるだけ導入完了です。サーバーを一度起動すると、pluginフォルダの中に「config.yml」が出来ます。設定を変更するには「config.yml」をテキストエディタで編集します。
◻︎便利なプラグイン
・欠かせないプラグインのまとめ。
・簡単な使い方の説明。
目次
1.権限、サブワールド、ポータル、クロスプレイ
・LuckPerms(ラックパーマー)。
・Worlds(ワールズ)。
・Advanced-Portals(アドバンステッド ポータル)。
・GeyserMC(ガイザーエムシー)。
2.建築、アイテム、地形の保護
・GriefPrevention(グリフプリベンション)。
・CoreProtect(コアプロテクト)。
3.日本語、ロビー固定、クライアントの制限
・SeleneChat(セレネチャット)。
・TSetSpawn(ティーセットスポーン)。
・ViaVersion(ビアバージョン)。
・ViaBackwards(ビアバックワーズ)。
権限、サブワールド、ポータル、クロスプレイ
LuckPerms(ラックパーマー)。
By LuckPerms
Minecraft サーバー用の権限管理プラグイン。
プレイヤーに権限ランクを付けて、出来ること、出来ないことを管理します。多機能なので難しそうですが、使ってみると意外に簡単です。プロキシサーバーにも対応。ForgeやFabricなど、モッド系のサーバーでも権限管理機能がサポートされているようです。
◎使用方法
プラグインサーバーでは権限管理機能が標準化されています。多くの場合、プラグインの配布サイトに権限許可のコマンドが記載されているので、LuckPermsでその権限許可のコマンドを登録し、オンオフするだけです。
LuckPerms WEBサイトへ
Worlds(ワールズ)。
By TheNextLvl
最新のPaperMCサーバーに対応。サブワールドが作成可能なプラグイン。
「Worlds」はモダン転送にも対応。「PaperMC」向けに調整された、超高速ワールド管理システムです。同系のプラグインでは、老舗「Multiverse-Core」が有名。ひとつのサーバー内にサブワールドを作成して、移動出来るようになります。同じサーバー内なので、アイテムやコマンド等は共通。資源ワールドやマップの切り替えなどに使えます。
◎使用方法
コマンドを使ってサブワールドを作ることが出来ます。外部からも読み込み可。
Worlds Hangar WEBサイトへ
Advanced-Portals(アドバンステッド ポータル)。
離れた場所に移動出来る、高機能ポータル。サーバー間の移動も可能。
ポータルを通るだけでワールド内はもちろん、サブワールドやポート番号の違う別のサーバーにも移動可能になります。プレイヤーはクリックやコマンド入力も不要。統合版とのクロスプレイにも便利です。サーバー間を簡単に移動出来るプラグインは他にはないので、必需品となります。
◎使用方法
解説サイトを見ても分かりにくいので、コマンドのみですが簡単に説明しておきます。重要なコマンドは大きく分けて2つ。行き先を作るコマンドと、ポータルを作るコマンドです。※コマンドの日本語部分は、アルファベットに変えて入力(好きな名前)。2つ目以降、同じ名前は使用出来ません。
◻︎行き先を作る。
/desti create 行き先名 |
例) /desti create tntrun
テレポートしたい場所で上記のコマンドを入力。プレイヤーの向きも記録されます。ポート番号の違うサーバーや、「Worlds(ワールズ)」で作成したサブワールドでもOKです。※行き先名を消したい場合:/desti remove 行き先名
◻︎ポータルを作る(サーバー内、サブワールドも含む)。
/portal create name:ポータル名 desti:行き先名 |
例) /portal create name:001 desti:tntrun
※ポータルを消したい場合:/portal remove ポータル名
◻︎サーバー間を移動するポータルを作る。
/portal create name:ポータル名 desti:行き先名 bungee:サーバー名 |
例) /portal create name:001 desti:tntrun bungee:game
Advanced Portals チュートリアルへ。
GeyserMC(ガイザーエムシー)。
By GeyserMC
Java版のサーバーに、統合版で参加出来るプラグイン。
ひと昔前は、違うデバイスで遊ぶことは夢物語でしたが、最近はプラグインを導入するだけで、簡単に遊べるようになっています。操作性や仕様の違いからトラブルもありますが、それ以上に一緒に遊べるメリットの方が大きいのではないでしょうか。統合版はJava版を装って動くので、統合版の難解なコマンドを使う必要はありません。※不具合も多いですが、更新は早いです。
◎使用方法
プロキシ用や統合版のアドオンもあります。統合版が、Java版のアカウント無しでサーバーに参加できるFloodgateプラグインも一緒に導入してください。
GeyserMC WEBサイトへ
建築、アイテム、地形の保護
GriefPrevention(グリフプリベンション)。
By GriefPrevention
管理者の負担を減らし、プレイヤー自身で建築の破壊やアイテムの盗難を防ぐ。
多機能過ぎて、翻訳してもいまいち理解しにくいプラグインですが、自分が作った建築を保護するだけならとても簡単です。GeyserMCを使った統合版でも操作可能。同種のプラグインでは、老舗「WorldGuard」がありますが、PaperMCでの使用ならGriefPrevention(悲しみの予防)がおすすめです。
◎使用方法
「ギャラリー」内で、翻訳したプラグインと解説書で確認出来ますが、こちらでも簡単に説明しておきます。※プラグインの日本語化は簡単なので、挑戦してみてください。
1.木の棒で空いている土地を探す。(右クリック)
・保護されたブロックはありません。と出れば新規で作成可能。※近くに他の建築がある場合は注意。
2.最初に置いたチェストを中心に、9×9(81)ブロックを自分の土地に出来る。
・四つ角に金ブロックとグローストーン(目安)が自動で設置される。
・高さは岩盤から上空まで。自分以外は建築出来ない。
・/abandonclaim で設定を放棄して、やり直すことが出来ます。
・初回時の保護ブロック数は1,000ブロック。1時間毎に200ブロック増加(管理者が変更可)。※土地が決まったら、最初のチェストは壊してもOK。
3.土地を増設する場合
・自分の土地で金のショベルを持ち、右クリックで角のグローストーンを一箇所壊す。
・広げたい範囲まで移動し、地面を右クリック。※自分の保護ブロックの数が足りないと、増設出来ません。
4.チェストを使う方法は初回のみ。2回目以降は、金のショベルを使って範囲を選択し、新たな土地を保護することが出来ます。
GriefPrevention 悲しみの予防。WEBサイト
CoreProtect(コアプロテクト)。
By CORE
地形の変化やプレイヤーのログを記録し、簡単なコマンドで復元することが出来ます。
プレイヤー個人の建築保護は、GriefPrevention(悲しみの予防)で十分ですが、共有スペースなど大きな範囲の保護には、CoreProtectがおすすめです。トラブルがあった時、原因を探り修復することが出来ます。サバイバルや建築ワールドなど、保護したいものが多いサーバーでは必需品となります。
◎使用方法
CoreProtectを紹介しているサイトも多いので、使い方に困ることはないと思います。
CoreProtect Hangar WEBサイトへ
日本語、ロビー固定、クライアントの制限
SeleneChat(セレネチャット)。
By BlueSheep
チャットのローマ字入力を、日本語に自動変換してくれます。Velocity対応。
キーボードを使うゲームで問題なのが、プレイヤー操作は英数入力なのにチャットは日本語入力に切り替えが必要なことです。チャットを閉じると自動で英数入力に戻るゲームもありますが、マインクラフトでは手動での切り替えが必要です。SeleneChatでは、英数入力のままチャットが出来るので、急にゾンビに襲われても安心です。
◎使用方法
別途補助プラグインが必要です。
SignedVelocity 強化されたチャットのセキュリティを回避し、サーバーからキックされないようにします。
VPacketEvents 安全でないチャットの警告を削除するプラグイン。
SeleneChat Hangar WEBサイトへ
TSetSpawn(ティーセットスポーン)。
By Mine_Alex
プレイヤーのスポーン時にメッセージを表示します。
ログイン時やサーバー移動時など、プレイヤーのスポーン時にメッセージを表示。その他、音を鳴らしたり、エフェクト表示も可能。ログイン時に入るサーバーを固定することも出来ます。
◎使用方法
pluginフォルダの「config.yml」からメッセージの内容を日本語にも変更出来ます。
TSetSpawn Hangar WEBサイトへ
ViaVersion(ビアバージョン)。
By ViaVersion
クライアントのバージョンが新しくなっても、古いバージョンのサーバーに接続することが出来ます。
◎使用方法
特に設定は必要ありません。
ViaVersion Hangar WEBサイトへ
ViaBackwards(ビアバックワーズ)。
By ViaVersion
クライアントのバージョンが古くても、新しいバージョンのサーバーに接続することが出来ます。
◎使用方法
導入には「ViaVersion」が必要です。両方のプラグインをpluginフォルダに入れると準備完了です。
ViaBackwards Hangar WEBサイトへ