Minecraft【サーバー】Fabricで作るモッドサーバー。
Mac、Windowsで動作確認。
高速で安全。拡張性にも優れたマインクラフト用ゲームサーバー。
前提モッド(改造モッド)といえばForgeが定番でしたが、近年Forgeに代わる前提モッドが複数登場しています。いずれも開発チームの意見の違いから分裂しているようです。遊びたいモッドが対応していれば、どれを使っても問題ないと思います。※Fabric(ファブリック)、NeoForge(ネオフォージ)、Quilt(キルト)など。導入方法は同じです。
今回は更新も早く、情報の多い前提モッド「Fabric」を使って、モッドサーバーを作ります。複数のサーバーを管理するプロキシサーバー「Velocity」にも対応。
◻︎Fabricの特徴
・動作が軽量で速い。
・Velocityなどプロキシとの連携もスムーズ。
・起動ファイルも自動作成。
・プログラムの更新が速い!
更新履歴
2024-8-8/記事内容を更新しました。
目次
1.導入手順
・外部Javaの確認。
・サーバーのダウンロード。
2.前提モッドの導入
・クライアントのインストール。
・サーバーのインストール。
3.起動準備
・起動ファイルの作成。
・ライセンス契約。
4.設定と起動
・サーバーの設定。
・サーバー起動。
・サーバーコマンド。
5.モッド
・ダウンロードサイト。
6.サーバーに接続
・ローカルエリアネットワーク。
・ポート転送(開放)。
・その他の接続方法。
導入手順
外部Javaの確認。
前提モッド(改造モッド)の導入時に「外部Java」が必要となります。前提モッドのバージョンによって、必要な「外部Java」のバージョンも変わるので確認してください。Fabric1.21では「Java21」があればOKです。
◻︎コマンドプロンプトやターミナルでバージョン確認。
java -version |
Amazon Corretto/WEBサイト。※Corretto21がJava21となります。
- 詳しくはこちら→ 【Java版】パソコンにモッドを追加して遊ぶ。
サーバーのダウンロード。
Fabric/WEBサイト。
青い枠で囲まれたボタンを押して「JAR」をダウンロードします。Windowsの場合は「exe」ファイルも選べます。※画像はGoogle翻訳。
前提モッドの導入
サーバーのインストール。
前提モッド(改造サーバー)を導入します。タブを切り替えサーバーを選択。インストール先を指定してボタンを押します。サーバーJARをダウンロードし、起動スクリプトを生成します。メモリーの割り当ては、モッドの組み合わせや人数によって調整してください。※目安:レンタルサーバーでは、2Gで4人未満(バニラ)。
クライアントのインストール。
忘れがちですが、前提モッド(改造クライアント)を導入する前に、マインクラフトのランチャーから、バニラバージョンを一度起動しておきます。
サーバーモッドだけで遊ぶ場合は不要。クライアントモッドも使いたい場合は導入しておきます。fabric-installer-(バージョン).jarを開き、インストールボタンを押します。Minecraftランチャーの起動構成に、自動で登録されます。
起動準備
起動ファイルの作成。
◎Windowsの場合。 start.batでそのまま起動出来ます。
◎Macの場合。 start.shで起動出来ない時は「start.command」を作成。
実行権を付与にチェックを入れ、拡張子を.commandで保存。
#!/bin/sh cd "$(dirname "$0")" java -Xmx2G -jar fabric-server-launch.jar nogui |
ライセンス契約。
起動バッチ、またはスクリプトを開くと、初回時はサーバーが停止して、eula.txtが作成されます。eula.txtを開き、URLからMINECRAFT エンドユーザー ライセンス契約 (EULA)の内容を確認し「false」を「true」に変更します。※(バージョン)はダウンロードした時期によって変わります。
設定と起動
サーバーの設定。
同じフォルダに入っている「server.properties」をテキストエディタで開き、サーバーの設定をします。翻訳サイトを使うとわかりやすいです。※Windowsの場合はフォルダー...。伸ばします。※2024-7現在、英語では翻訳されないのでドイツ語を選択してください。
Google翻訳/おなじみの翻訳サイト。
◻︎初回起動時に確認しておきたい項目。【true:使う false:使わない】
allow-nether=true | ネザーを作るかどうか。 |
difficulty=easy | ゲームの難易度。数字入力も可。=peaceful(0) =easy(1) =normal(2) =shard(3) |
enable-command-block=false | コマンドブロックを有効にするかどうか。 |
gamemode=survival | ゲームモードの変更。数字入力も可。=survival(0) =creative(1) =adventure(2) =spectator(3) |
generate-structures=true | 構造体を作るかどうか。 |
level-name=world | 読み込むワールド名。※変更可 |
level-type=minecraft\:normal | ワールドの地形を変更。※詳細はwiki参照 |
max-players=20 | サーバーに入れる最大人数。※Windowsは20人まで |
max-world-size=29999984 | ワールドサイズの半径を設定。※後からでも変更可。例)100の場合は、200×200ブロック。境界には通れないバリアが設置される。 |
pvp=true | 他のプレイヤーに攻撃出来るかどうか。 |
server-port=25565 | ポート番号の確認。※25565はJava版の初期値 |
spawn-animals=true | 友好動物のスポーン。 |
spawn-monsters=true | 敵対モンスターのスポーン。 |
spawn-npcs=true | NPCのスポーン。 |
spawn-protection=16 | スポーン地点の保護の大きさ。 |
white-list=false | ホワイトリストを使うかどうか。 |
設定は後からでも変更出来ます。※モッドサーバーでは、エンドをオフにする項目はありません。モッド Dimension Access Manager で停止に出来るようですが、動作未確認。
Minecraft Wiki/詳しい設定方法はこちら。
サーバー起動。
起動バッチ、またはスクリプトを開くとサーバーが起動します。※モッドサーバーではマシンパワーが必要になります。
◎logs
サーバーのエラーなどが確認出来ます。定期的に削除すれば良い。
◎mods
追加したいサーバーモッドを入れます。※クライアントモッドが必要な場合、パソコンにも前提モッドの導入が必要です。 統合版では、右クリック系(スマートフォンの場合)、クライアントモッドは動きません。
◎world
名前を変更したり、別のワールドにも差し替え出来ます。初回起動時に、新しいストラクチャーを追加するようなモッドでは入れ替え出来ません。※名前を変更した場合は、server.propertiesの設定も変更。
サーバーコマンド。
コマンドプロンプトやターミナルに入力します。「/」は使いません。
◻︎OP権限
op プレイヤー名 |
◻︎サーバーの停止
stop |
モッド
ダウンロードサイト。
modrinth/WEBサイト。
modrinthに登録されたモッド、プラグイン、リソースパックなどが増えてきました。検索オプションも豊富で、見やすく探しやすい。
curseforge/モッドは探しにくいが、新旧多くのモッドが揃っています。
サーバーに接続
モッドサーバーを起動。マルチプレイから「サーバーの追加」または「ダイレクト接続」に、 ホストサーバーのサーバーアドレス(IPアドレス)を入力。
※ホストサーバー/モッドサーバーを導入したパソコン。
ローカルエリアネットワーク。
自宅から接続する場合、サーバーアドレスにホストサーバーのIPアドレスを入力。ポート番号を変更している場合は、ポート番号も入力します。例)192.168.0.1:27555
モッドの動作確認、家族や同居人と遊ぶ場合はローカル接続がおすすめです。
ポート転送(開放)。
外部から接続する場合、いくつか方法があります。ポート転送を使う場合は、関連記事を参考に導入してください。、※難しい設定や環境に悩むことなく、簡単にポート転送(開放)が出来るようになりました。
- 詳しくはこちら→ 【サーバー】ポート転送(開放)無しで作る自宅サーバー。
その他の接続方法。
◎エッセンシャルモッド by SparkUniverse
統合版のようにMicrosoftアカウントを使って、フレンドを同士で接続出来るモッドです。相手にも同じモッドが必要です。接続は遊ぶ時だけで良いならおすすめです。マーケットプレイスのような機能も追加され、独自のモーションや派手なアバターを購入出来ます。
Essential Mod/WEBサイトへ。
◎Ownサーバー by Kumassy
パソコンアプリでサーバーを公開出来ます。マインクラフトのサーバーもチュートリアルに沿って簡単に作れます。
OwnServer/WEBサイトへ。