Minecraft【サーバー】Fabricで作るモッドサーバー。

2024-08-09

Mac、Windowsで動作確認。

高速で安全。拡張性にも優れたマインクラフト用ゲームサーバー。

前提モッド(改造モッド)といえばForgeが定番でしたが、近年Forgeに代わる前提モッドが複数登場しています。いずれも開発チームの意見の違いから分裂しているようです。遊びたいモッドが対応していれば、どれを使っても問題ないと思います。※Fabric(ファブリック)、NeoForge(ネオフォージ)、Quilt(キルト)など。導入方法は同じです。

今回は更新も早く、情報の多い前提モッド「Fabric」を使って、モッドサーバーを作ります。複数のサーバーを管理するプロキシサーバー「Velocity」にも対応。

 

◻︎Fabricの特徴
・動作が軽量で速い。
・Velocityなどプロキシとの連携もスムーズ。
・起動ファイルも自動作成。
・プログラムの更新が速い!

 

更新履歴
2024-8-8/記事内容を更新しました。

 

 

目次

1.導入手順
・外部Javaの確認。
・サーバーのダウンロード。

2.前提モッドの導入
・クライアントのインストール。
・サーバーのインストール。

3.起動準備
・起動ファイルの作成。
・ライセンス契約。

4.設定と起動
・サーバーの設定。
・サーバー起動。
・サーバーコマンド。

5.モッド
・ダウンロードサイト。

6.サーバーに接続
・ローカルエリアネットワーク。
・ポート転送(開放)。
・その他の接続方法。

 

 

導入手順

外部Javaの確認。

前提モッド(改造モッド)の導入時に「外部Java」が必要となります。前提モッドのバージョンによって、必要な「外部Java」のバージョンも変わるので確認してください。Fabric1.21では「Java21」があればOKです。

◻︎コマンドプロンプトやターミナルでバージョン確認。

java -version

Amazon Corretto/WEBサイト。※Corretto21がJava21となります。

 

 

サーバーのダウンロード。

Fabric/WEBサイト。

青い枠で囲まれたボタンを押して「JAR」をダウンロードします。Windowsの場合は「exe」ファイルも選べます。※画像はGoogle翻訳。

 

前提モッドの導入

サーバーのインストール。

前提モッド(改造サーバー)を導入します。タブを切り替えサーバーを選択。インストール先を指定してボタンを押します。サーバーJARをダウンロードし、起動スクリプトを生成します。メモリーの割り当ては、モッドの組み合わせや人数によって調整してください。※目安:レンタルサーバーでは、2Gで4人未満(バニラ)。

 

クライアントのインストール。

忘れがちですが、前提モッド(改造クライアント)を導入する前に、マインクラフトのランチャーから、バニラバージョンを一度起動しておきます。

サーバーモッドだけで遊ぶ場合は不要。クライアントモッドも使いたい場合は導入しておきます。fabric-installer-(バージョン).jarを開き、インストールボタンを押します。Minecraftランチャーの起動構成に、自動で登録されます。

 

起動準備

起動ファイルの作成。

◎Windowsの場合。 start.batでそのまま起動出来ます。

◎Macの場合。 start.shで起動出来ない時は「start.command」を作成。

実行権を付与にチェックを入れ、拡張子を.commandで保存。

#!/bin/sh
cd "$(dirname "$0")"
java -Xmx2G -jar fabric-server-launch.jar nogui

 

ライセンス契約。

起動バッチ、またはスクリプトを開くと、初回時はサーバーが停止して、eula.txtが作成されます。eula.txtを開き、URLからMINECRAFT エンドユーザー ライセンス契約 (EULA)の内容を確認し「false」を「true」に変更します。※(バージョン)はダウンロードした時期によって変わります。

 

設定と起動

サーバーの設定。

同じフォルダに入っている「server.properties」をテキストエディタで開き、サーバーの設定をします。翻訳サイトを使うとわかりやすいです。※Windowsの場合はフォルダー...。伸ばします。※2024-7現在、英語では翻訳されないのでドイツ語を選択してください。

Google翻訳/おなじみの翻訳サイト。

 

◻︎初回起動時に確認しておきたい項目。【true:使う false:使わない】

allow-nether=true ネザーを作るかどうか。
difficulty=easy ゲームの難易度。数字入力も可。=peaceful(0) =easy(1) =normal(2) =shard(3)
enable-command-block=false コマンドブロックを有効にするかどうか。
gamemode=survival ゲームモードの変更。数字入力も可。=survival(0) =creative(1) =adventure(2) =spectator(3)
generate-structures=true 構造体を作るかどうか。
level-name=world 読み込むワールド名。※変更可
level-type=minecraft\:normal ワールドの地形を変更。※詳細はwiki参照
max-players=20 サーバーに入れる最大人数。※Windowsは20人まで
max-world-size=29999984 ワールドサイズの半径を設定。※後からでも変更可。例)100の場合は、200×200ブロック。境界には通れないバリアが設置される。
pvp=true 他のプレイヤーに攻撃出来るかどうか。
server-port=25565 ポート番号の確認。※25565はJava版の初期値
spawn-animals=true 友好動物のスポーン。
spawn-monsters=true 敵対モンスターのスポーン。
spawn-npcs=true NPCのスポーン。
spawn-protection=16 スポーン地点の保護の大きさ。
white-list=false ホワイトリストを使うかどうか。

設定は後からでも変更出来ます。※モッドサーバーでは、エンドをオフにする項目はありません。モッド Dimension Access Manager で停止に出来るようですが、動作未確認。

Minecraft Wiki/詳しい設定方法はこちら。

 

サーバー起動。

起動バッチ、またはスクリプトを開くとサーバーが起動します。※モッドサーバーではマシンパワーが必要になります。

◎logs
サーバーのエラーなどが確認出来ます。定期的に削除すれば良い。

◎mods
追加したいサーバーモッドを入れます。※クライアントモッドが必要な場合、パソコンにも前提モッドの導入が必要です。 統合版では、右クリック系(スマートフォンの場合)、クライアントモッドは動きません。

◎world
名前を変更したり、別のワールドにも差し替え出来ます。初回起動時に、新しいストラクチャーを追加するようなモッドでは入れ替え出来ません。※名前を変更した場合は、server.propertiesの設定も変更。

 

サーバーコマンド。

コマンドプロンプトやターミナルに入力します。「/」は使いません。

◻︎OP権限

op プレイヤー名

◻︎サーバーの停止

stop

 

モッド

ダウンロードサイト。

modrinth/WEBサイト。

modrinthに登録されたモッド、プラグイン、リソースパックなどが増えてきました。検索オプションも豊富で、見やすく探しやすい。

curseforge/モッドは探しにくいが、新旧多くのモッドが揃っています。

 

サーバーに接続

モッドサーバーを起動。マルチプレイから「サーバーの追加」または「ダイレクト接続」に、 ホストサーバーのサーバーアドレス(IPアドレス)を入力。

※ホストサーバー/モッドサーバーを導入したパソコン。

ローカルエリアネットワーク。

自宅から接続する場合、サーバーアドレスにホストサーバーのIPアドレスを入力。ポート番号を変更している場合は、ポート番号も入力します。例)192.168.0.1:27555

モッドの動作確認、家族や同居人と遊ぶ場合はローカル接続がおすすめです。

 

ポート転送(開放)。

外部から接続する場合、いくつか方法があります。ポート転送を使う場合は、関連記事を参考に導入してください。、※難しい設定や環境に悩むことなく、簡単にポート転送(開放)が出来るようになりました。

 

 

その他の接続方法。

◎エッセンシャルモッド by SparkUniverse

統合版のようにMicrosoftアカウントを使って、フレンドを同士で接続出来るモッドです。相手にも同じモッドが必要です。接続は遊ぶ時だけで良いならおすすめです。マーケットプレイスのような機能も追加され、独自のモーションや派手なアバターを購入出来ます。

Essential Mod/WEBサイトへ。

 

◎Ownサーバー by Kumassy

パソコンアプリでサーバーを公開出来ます。マインクラフトのサーバーもチュートリアルに沿って簡単に作れます。

OwnServer/WEBサイトへ。