Minecraft【サーバー】Velocityで作るプロキシサーバー。
Mac、Windowsで動作確認。
拡張性に優れ、高性能。複数のサーバーを繋ぐ、マインクラフト用プロキシサーバー。
複数のサーバーを作った場合、それぞれに違うポート番号が必要になり、ホストサーバーへの入り口が増えます。また、サーバー間の移動には、マインクラフトを終了して入り直すなど、手間がかかります。Velocityを設置することで、入り口をひとつにし、マインクラフトを起動したままサーバー間を移動出来るようになります。
◻︎Velocityの特徴
・詳しい使い方が、WEBサイトで確認出来きる。
・PaperやFabricなど、サーバーとの連携もスムーズ。
・プログラムの更新が速い!
・専用プラグインも充実!
更新履歴
2024-8-8/記事内容を更新しました。
導入手順
Velocityが対応しているサーバーは「Paper、Sponge、Fabric、Forge」となります。
サーバー作成。
Velocityを設置するには、サーバーが必要になります。サーバー作成がまだの場合は、関連記事を参考に作成してください。
◻︎プラグインサーバーの場合。
- 詳しくはこちら→ 【サーバー】PaperMCで作るプラグインサーバー。
◻︎モッドサーバーの場合。
- 詳しくはこちら→ 【サーバー】Fabricで作るモッドサーバー。
プロキシサーバーのダウンロード。
Velocity/WEBサイト。
青い枠で囲まれた「Velocity」を押し、Recommended(推奨)版をダウンロードします。※画像はGoogle翻訳。
起動準備
テキストエディタにコマンドを入力し「起動ファイル」を作ります。サーバーよりオプション項目が多いですが、そのまま使います(Velocityの推奨設定)。ファイル名は「proxy」で保存。velocity-(バージョン).jarと同じ場所に置きます。
※velocityの(バージョン)はダウンロードした時期によって変わります。velocity.jarに変更してもOKです。
起動ファイルの作成。
◎Windowsの場合。 拡張子を.batで保存。
@echo off java -Xms512M -Xmx512M -XX:+UseG1GC -XX:G1HeapRegionSize=4M -XX:+UnlockExperimentalVMOptions -XX:+ParallelRefProcEnabled -XX:+AlwaysPreTouch -jar velocity-(バージョン).jar pause |
◎Macの場合。 実行権を付与にチェックを入れ、拡張子を.commandで保存。
#!/bin/sh cd "$(dirname "$0")" java -Xms1G -Xmx1G -XX:+UseG1GC -XX:G1HeapRegionSize=4M -XX:+UnlockExperimentalVMOptions -XX:+ParallelRefProcEnabled -XX:+AlwaysPreTouch -XX:MaxInlineLevel=15 -jar velocity-(バージョン).jar |
Velocityの展開。
velocity-(バージョン).jarを開きます。※(バージョン)はダウンロードした時期によって変わります。「forwarding.secret」を開き、コードを確認しておきます。
設定と起動
プロキシサーバーが、各サーバーに接続出来るよう設定していきます。データの転送方法は、モダン転送を使用(Velocity推奨)。安全で高速のようです。※Minecraft1.13以前のクライアントやForgeでは使用出来ません。
サーバー側の設定
◎基本設定(共通)
◻︎「server.properties」を変更。
online-mode=true | =falseに変更。※サーバーの代わりに、プロキシがプレーヤー認証するため不要 |
level-name=world | =lobbyなどに変更。 |
server-port=25565 | ポート番号を設定。※他のサーバーと被らないように |
◎PaperMC(プラグイン)サーバーへ転送する場合。
◻︎サーバー→config→「paper-global.yml」を変更。
enabled:の項目を「true」に変更。secret: には「forwarding.secret」のコードを入力。
velocity: enabled: false online-mode: false secret: '' |
velocity: enabled: true online-mode: true secret: ここにコードを記入 |
◎Fabric(モッド)サーバーへ転送する場合。
Velocityで、Fabricサーバーの動作に必要な2つのモッドをダウンロード。Fabricサーバーのmodsフォルダに入れて一度起動しておきます。※バージョンをよく確認してから導入してください。
CrossStitch/プロキシとモッドの互換性を向上。
FabricProxy-Lite/モッドサーバーでモダン転送が使える。
◻︎Fabricサーバー→config→「FabricProxy-Lite.toml」の変更。
hackEarlySend= の項目は、VelocityにLuckPermsが入っている場合「true」に変更。secret= には「forwarding.secret」のコードを入力。
hackOnlineMode = true hackEarlySend = false hackMessageChain = true secret = "" |
hackOnlineMode = true hackEarlySend = false hackMessageChain = true secret = "ここにコードを記入" |
プロキシ側の設定
◻︎「velocity.toml」の変更。
bind = "0.0.0.0:25577" | ホストサーバーのIPアドレス、ポート番号を入力。 |
motd = "<#09add3>A Velocity Server" | サーバーのタイトルを変更可。※MiniMessage形式。 |
show-max-players = 500 | 最大人数の設定。 |
player-info-forwarding-mode = "NONE" | ="modern"に変更。 |
[servers] lobby = "127.0.0.1:30066" factions = "127.0.0.1:30067" minigames = "127.0.0.1:30068" |
サーバーで設定したlevel-nameとポート番号を入力。IPアドレスはホストサーバーと同じ。※複数のサーバーマシンを使っている場合は合わせて変更。 |
try = [ "lobby" ] |
プレイヤーが最初にログインするサーバー。 |
[forced-hosts] "lobby.example.com" = [ "lobby" ] |
サーバーでlevel-nameを変更している場合、合わせて変更しておきます。 |
Welcome to the Velocity Docs/詳しい設定方法はこちら。
プロキシ、サーバー起動。
プロキシサーバー、各サーバーで作成した起動バッチ、スクリプトをダブルクリックして起動します。
プロキシサーバーが起動出来ない場合は、プロキシの設定、ポート番号やIPアドレスなど、もう一度よく確認して再度実行してください。
プロキシ、サーバー停止。
プロキシ、サーバーでコマンドプロンプトやターミナルに入力します。「/」は使いません。
□プロキシ、サーバーの停止
stop |
毎回手動でコマンドを入力するのは大変なので、サーバの起動や停止、ワールドのバックアップなどを自動化しました。詳しくは、関連記事をご覧ください。
◻︎Mac・Linux はこちら
- 詳しくはこちら→ 【サーバー】簡単なスクリプトで、マイクラサーバーを自動化。
◻︎Windows はこちら
- 詳しくはこちら→ 【サーバー】簡単なバッチファイルで、マイクラサーバーを自動化。
プラグイン
ダウンロードサイト。
Hangar/Velocityに対応しているプラグインが、ダウンロード出来ます。
プロキシ専用のものや、サーバーにも導入が必要なものがあります。使い方は、プラグインによって異なるので、導入時に確認してください。 ※プラグインの組み合わせによっては、うまく動作しない場合があります。
サーバーに接続
Velocityとサーバー(PaperやFabric)を起動。マルチプレイから「サーバーの追加」または「ダイレクト接続」に、ホストサーバーのサーバーアドレス(IPアドレス)を入力。
※ホストサーバー/Velocityやサーバー(PaperやFabric)を導入したパソコン。
ローカルエリアネットワーク。
ホストサーバーのIPアドレスを入力すると、Velocityに接続出来ます。ポート番号を変更している場合は、ポート番号も入力します。例)192.168.0.1:27555
Velocityやサーバーの動作確認に使います。
ポート転送(開放)。
外部から接続する場合、いくつか方法があります。ポート転送を使う場合は、関連記事を参考に導入してください。※難しい設定や環境に悩むことなく、簡単にポート転送(開放)が出来るようになりました。
- 詳しくはこちら→ 【サーバー】ポート転送(開放)無しで作る自宅サーバー。
その他の接続方法。
◎Ownサーバー by Kumassy
パソコンアプリでサーバーを公開出来ます。マインクラフトのサーバーもチュートリアルに沿って簡単に作れます。
OwnServer/WEBサイトへ。