Minecraft【サーバー】Velocityで作るプロキシサーバー。

2024-08-30

Mac、Windowsで動作確認。

拡張性に優れ、高性能。複数のサーバーを繋ぐ、マインクラフト用プロキシサーバー。

複数のサーバーを作った場合、それぞれに違うポート番号が必要になり、ホストサーバーへの入り口が増えます。また、サーバー間の移動には、マインクラフトを終了して入り直すなど、手間がかかります。Velocityを設置することで、入り口をひとつにし、マインクラフトを起動したままサーバー間を移動出来るようになります。

 

◻︎Velocityの特徴
・詳しい使い方が、WEBサイトで確認出来きる。
・PaperやFabricなど、サーバーとの連携もスムーズ。
・プログラムの更新が速い!
・専用プラグインも充実!

 

更新履歴
2024-8-8/記事内容を更新しました。

 

 

目次

1.導入手順
・サーバー作成。
・プロキシサーバーのダウンロード。

2.起動準備
・起動ファイルの作成。
・Velocityの展開。

3.設定と起動
・サーバー側の設定。
・プロキシ側の設定。
・プロキシ、サーバー起動。
・プロキシ、サーバー停止。

4.プラグイン
・ダウンロードサイト。

5.サーバーに接続
・ローカルエリアネットワーク。
・ポート転送(開放)。
・その他の接続方法。

 

 

導入手順

Velocityが対応しているサーバーは「Paper、Sponge、Fabric、Forge」となります。

サーバー作成。

Velocityを設置するには、サーバーが必要になります。サーバー作成がまだの場合は、関連記事を参考に作成してください。

 

◻︎プラグインサーバーの場合。

 

◻︎モッドサーバーの場合。

 

プロキシサーバーのダウンロード。

Velocity/WEBサイト。

青い枠で囲まれた「Velocity」を押し、Recommended(推奨)版をダウンロードします。※画像はGoogle翻訳。

 

起動準備

テキストエディタにコマンドを入力し「起動ファイル」を作ります。サーバーよりオプション項目が多いですが、そのまま使います(Velocityの推奨設定)。ファイル名は「proxy」で保存。velocity-(バージョン).jarと同じ場所に置きます。

※velocityの(バージョン)はダウンロードした時期によって変わります。velocity.jarに変更してもOKです。

 

起動ファイルの作成。

◎Windowsの場合。 拡張子を.batで保存。

@echo off
java -Xms512M -Xmx512M -XX:+UseG1GC -XX:G1HeapRegionSize=4M -XX:+UnlockExperimentalVMOptions -XX:+ParallelRefProcEnabled -XX:+AlwaysPreTouch -jar velocity-(バージョン).jar
pause

 

◎Macの場合。 実行権を付与にチェックを入れ、拡張子を.commandで保存。

#!/bin/sh
cd "$(dirname "$0")"
java -Xms1G -Xmx1G -XX:+UseG1GC -XX:G1HeapRegionSize=4M -XX:+UnlockExperimentalVMOptions -XX:+ParallelRefProcEnabled -XX:+AlwaysPreTouch -XX:MaxInlineLevel=15 -jar velocity-(バージョン).jar

 

Velocityの展開。

velocity-(バージョン).jarを開きます。※(バージョン)はダウンロードした時期によって変わります。「forwarding.secret」を開き、コードを確認しておきます。

 

設定と起動

プロキシサーバーが、各サーバーに接続出来るよう設定していきます。データの転送方法は、モダン転送を使用(Velocity推奨)。安全で高速のようです。※Minecraft1.13以前のクライアントやForgeでは使用出来ません。

 

サーバー側の設定

◎基本設定(共通)

◻︎「server.properties」を変更。

online-mode=true =falseに変更。※サーバーの代わりに、プロキシがプレーヤー認証するため不要
level-name=world =lobbyなどに変更。
server-port=25565 ポート番号を設定。※他のサーバーと被らないように

 

◎PaperMC(プラグイン)サーバーへ転送する場合。

◻︎サーバー→config→「paper-global.yml」を変更。
enabled:の項目を「true」に変更。secret: には「forwarding.secret」のコードを入力

velocity:
enabled: false
online-mode: false
secret: ''
velocity:
enabled: true
online-mode: true
secret: ここにコードを記入

 

◎Fabric(モッド)サーバーへ転送する場合。

Velocityで、Fabricサーバーの動作に必要な2つのモッドをダウンロード。Fabricサーバーのmodsフォルダに入れて一度起動しておきます。※バージョンをよく確認してから導入してください。

CrossStitch/プロキシとモッドの互換性を向上。
FabricProxy-Lite/モッドサーバーでモダン転送が使える。

 

◻︎Fabricサーバー→config→「FabricProxy-Lite.toml」の変更。
hackEarlySend= の項目は、VelocityにLuckPermsが入っている場合「true」に変更。secret= には「forwarding.secret」のコードを入力

hackOnlineMode = true
hackEarlySend = false
hackMessageChain = true
secret = ""
hackOnlineMode = true
hackEarlySend = false
hackMessageChain = true
secret = "ここにコードを記入"

 

プロキシ側の設定

◻︎「velocity.toml」の変更。

bind = "0.0.0.0:25577" ホストサーバーのIPアドレス、ポート番号を入力。
motd = "<#09add3>A Velocity Server" サーバーのタイトルを変更可。※MiniMessage形式。
show-max-players = 500 最大人数の設定。
player-info-forwarding-mode = "NONE" ="modern"に変更。
[servers]
lobby = "127.0.0.1:30066"
factions = "127.0.0.1:30067"
minigames = "127.0.0.1:30068"
サーバーで設定したlevel-nameとポート番号を入力。IPアドレスはホストサーバーと同じ。※複数のサーバーマシンを使っている場合は合わせて変更。
try = [
"lobby"
]
プレイヤーが最初にログインするサーバー。
[forced-hosts]
"lobby.example.com" = [
"lobby"
]
サーバーでlevel-nameを変更している場合、合わせて変更しておきます。

Welcome to the Velocity Docs/詳しい設定方法はこちら。

 

プロキシ、サーバー起動。

プロキシサーバー、各サーバーで作成した起動バッチ、スクリプトをダブルクリックして起動します。

プロキシサーバーが起動出来ない場合は、プロキシの設定、ポート番号やIPアドレスなど、もう一度よく確認して再度実行してください。

 

プロキシ、サーバー停止。

プロキシ、サーバーでコマンドプロンプトやターミナルに入力します。「/」は使いません。

□プロキシ、サーバーの停止

stop

 

毎回手動でコマンドを入力するのは大変なので、サーバの起動や停止、ワールドのバックアップなどを自動化しました。詳しくは、関連記事をご覧ください。

 

◻︎Mac・Linux はこちら

 

◻︎Windows はこちら

 

プラグイン

ダウンロードサイト。

Hangar/Velocityに対応しているプラグインが、ダウンロード出来ます。

プロキシ専用のものや、サーバーにも導入が必要なものがあります。使い方は、プラグインによって異なるので、導入時に確認してください。 ※プラグインの組み合わせによっては、うまく動作しない場合があります。

 

サーバーに接続

Velocityとサーバー(PaperやFabric)を起動。マルチプレイから「サーバーの追加」または「ダイレクト接続」に、ホストサーバーのサーバーアドレス(IPアドレス)を入力。

※ホストサーバー/Velocityやサーバー(PaperやFabric)を導入したパソコン。

ローカルエリアネットワーク。

ホストサーバーのIPアドレスを入力すると、Velocityに接続出来ます。ポート番号を変更している場合は、ポート番号も入力します。例)192.168.0.1:27555

Velocityやサーバーの動作確認に使います。

 

ポート転送(開放)。

外部から接続する場合、いくつか方法があります。ポート転送を使う場合は、関連記事を参考に導入してください。※難しい設定や環境に悩むことなく、簡単にポート転送(開放)が出来るようになりました。

 

 

その他の接続方法。

◎Ownサーバー by Kumassy

パソコンアプリでサーバーを公開出来ます。マインクラフトのサーバーもチュートリアルに沿って簡単に作れます。

OwnServer/WEBサイトへ。