Minecraft【サーバー】PaperMCで作るプラグインサーバー。

2024-02-16

Mac、Windowsで動作確認。

高速で安全。拡張性にも優れたマインクラフト用ゲームサーバー。

大人の事情により自分でビルドしないと使えなかったBukkit/Spigotサーバーですが、PaperMCは公式のバニラサーバーと同じように、ダウンロードするだけで簡単に使えます。PaperMCに対応したプラグインも充実。また、Spigotベースで改良されているので、過去のプラグインもサポートされています。

◻︎PaperMCの特徴
・詳しい使い方が、WEBサイトで確認出来きる。
・Velocityなどプロキシとの連携もスムーズ。
・プログラムの更新が速い!
・専用プラグインも充実!

 

目次

1.導入手順
・Javaの確認。
・サーバーのダウンロード。
・ライセンス契約。
・サーバーの設定。

2.サーバーの起動と停止
・起動ファイルの作成。
・起動ファイルの作成。
・サーバー起動。
・サーバーの停止。

3.プラグイン
・ダウンロードサイト。

4.マルチプレイ
・ローカルエリアネットワーク。
・ポート転送(開放)。

 

導入手順

Javaの確認。

PaperMCを動作させるためには、Java17以上が必要です。バージョンが古い場合は、サイトの手順に従い、コマンドから更新出来ます。コマンドが苦手な方は、アマゾンからインストールプログラムをダウンロードして、手動で更新出来ます。※Java21で動作確認。PaperMCではOracleではなく、Amazon CorrettoのOpenJDKが推奨されています(2023年11月)。

Javaのインストールと更新 コマンドでインストールする場合。

Amazon Corretto 手動でインストールする場合。

 

サーバーのダウンロード。

Paperサーバーを入手

青い枠で囲まれた「Paper」を押し、Recommended(推奨)版をダウンロードします。※画像はGoogle翻訳。

 

ライセンス契約。

paper-(バージョン).jarを開くとeula.txtが作成されます。eula.txtを開き、URLからMINECRAFT エンドユーザー ライセンス契約 (EULA)の内容を確認し「false」を「true」に変更します。※(バージョン)はダウンロードした時期によって変わります。

 

サーバーの設定。

同じフォルダに入っている「server.properties」をテキストエディタで開き、サーバーの設定をします。翻訳サイトを使うとわかりやすいです。※Windowsの場合はフォルダー...。伸ばします。

Google翻訳 おなじみの翻訳サイト。

 

◻︎初回起動時に確認しておきたい項目。【true:使う false:使わない】

allow-nether=true ネザーを作るかどうか。
difficulty=easy ゲームの難易度。数字入力も可。=survival(0) =easy(1) =normal(2) =shard(3)
enable-command-block=false コマンドブロックを有効にするかどうか。
gamemode=survival ゲームモードの変更。数字入力も可。=survival(0) =creative(1) =adventure(2) =spectator(3)
generate-structures=true 構造体を作るかどうか。
level-name=world 読み込むワールド名。※変更可
level-type=minecraft\:normal ワールドの地形を変更。※詳細はwiki参照
max-players=20 サーバーに入れる最大人数。※Windowsは20人まで
max-world-size=29999984 ワールドサイズの半径を設定。※後からでも変更可。例)100の場合は、200×200ブロック。境界には通れないバリアが設置される。
pvp=true 他のプレイヤーに攻撃出来るかどうか。
server-port=25565 ポート番号の確認。※25565はJava版の初期値
spawn-animals=true 友好動物のスポーン。
spawn-monsters=true 敵対モンスターのスポーン。
spawn-npcs=true NPCのスポーン。
spawn-protection=16 スポーン地点の保護の大きさ。
white-list=false ホワイトリストを使うかどうか。

設定は後からでも変更出来ます。※エンドはサーバー側でオフに出来ます。

Minecraft Wiki ※詳しい設定方法はこちら

 

サーバーの起動と停止

テキストエディタにコマンドを入力し起動ファイルを作ります。PaperMCではメモリーが500 MB〜でも十分機能しますが、推奨メモリーは、6 ~10GB です。搭載しているメモリーに合わせてサイズを調整してください。「server」と名前を付けて、paper-(バージョン).jarと同じ場所に保存します。※(バージョン)はダウンロードした時期によって変わります。

起動ファイルの作成。

◎Windowsの場合。 拡張子を.batで保存。

@echo off
java -Xms2G -Xmx2G -jar paper-(バージョン).jar nogui
pause

◎Macの場合。 実行権を付与にチェックを入れ、拡張子を.commandで保存。

#!/bin/sh
cd "$(dirname "$0")"
java -Xms2G -Xmx2G -jar paper-(バージョン).jar nogui

◻︎スクリプトの実行権限 付与を忘れた場合、作り直すかコマンド入力。

chmod +x server.command

※server.commandファイルをオプションキーを押しながら右クリックすると、パスがコピー出来ます。

 

サーバー起動。

作成したバッチ、スクリプトをダブルクリックするとサーバーが起動。新しいファイルが追加されます。

 

◎bukkit.yml

エンドの設定が変更出来ます。【true:使う false:使わない】

allow-end: true エンドを作るかどうか。

◎logs

サーバーのエラーなどが確認出来ます。定期的に削除すれば良い。

◎plugins

追加したいプラグインを入れます。※プラグインは、信頼出来るサイトから入手してください。

◎world

名前を変更したり、別のワールドに差し替え出来ます。※名前を変更した場合は、server.propertiesの設定も変更。

 

サーバーの停止。

起動中のコマンドプロンプトやターミナルにstopと入力します。

stop

 

プラグイン

ダウンロードサイト。

Hangar PaperMCが管理するプラグインサイト。

探しやすく、とても見やすい。数はまだ少ないですが、良質なプラグインが揃っています。※プラグインの組み合わせによっては、うまく動作しない場合があります。

 

マルチプレイ

Minecraftのマルチプレイからサーバーの追加、またはダイレクト接続からサーバーアドレスを入力します。

ローカルエリアネットワーク。

同じネットワークで繋いでいるパソコンやデバイスで、ホストサーバーのIPアドレスを入力すると、PaperMCに接続出来ます。ポート番号を変更している場合は、ポート番号も入力します。例)192.168.0.1:27555

プラグインの動作確認、家族や同居人と遊ぶ場合はローカル接続がおすすめです。

 

ポート転送(開放)。

自宅サーバーのネックだったポート転送(開放)ですが、難しい設定や環境に悩むことなく、トンネルを使って簡単にサーバー公開出来るようになりました。詳しくは下記リンクを参照してください。※離れている友人と遊ぶには、ポート転送、またはトンネル設定が必要です。