Minecraft【動く装置】ワンボタンでアイテム収納。

2024-03-02

Java版1.20.1、統合版はv1.20.0で動作確認。

プレイヤーの持っているアイテムをワンボタンでチェストの中に移動。

ワンボタンでアイテム収納。

サバイバルなどでちょっと出かけると、すぐにいっぱいになるインベントリ(持ち物)。最初は楽しいアイテム整理も慣れると面倒になってきます。Java版のキーボード操作では、ショートカットキーを使えば素早く整理出来ますが、統合版のコントローラーやタッチ操作ではなかなか手間がかかります。多少強引な方法ですが、アドオン無しでタイパの良いアイテム収納装置を作ります。

◻︎装置の特徴
・タイパ重視のアイテム収納。
・テレポートのコマンドの応用。

 

完成動画と作り方。

 

 

目次

1.作成準備
・フラットワールド。
・チャットコマンド。
2.コマンドブロックの設置
3.収納装置(キル式)
・キル式収納。
4.収納装置(data式)
・data式収納(Java版のみ)。
5.ワールドデータ
・完成データのダウンロード。

※一部Java版と統合版のコマンドに違いがあるので気をつけてください。

 

作成準備

フラットワールド。

マインクラフトのバージョンも上がり、フラットワールドの作成が簡単になりました。 詳しくは、下記の関連記事を参考に作成してください。

 

 

 

チャットコマンド。

チャットに大量のコマンドログが流れ、装置作成の邪魔になるのでログを非表示にしておきます。 ※Java版では、新規ワールド作成時にも非表示に出来ます。

◻︎コマンドログの非表示 ※表示する場合 「false」を「true」に変更。

/gamerule commandBlockOutput false

装置作成に必要なコマンドブロックを手に入れます。

◻︎コマンドブロックの入手

/give @s command_block

 

コマンドブロックの設置

Java版と統合版では、コマンドやブロックの名称など違いがあります。装置の解説はJava版の名称で統一しています。

コマンドブロックは画像に合わせて配置。「ブロックの種類」「レッドストーン」を変更します。変更がある場合は、個別に解説していきます。

配置したコマンドブロックの状態/すべて無条件 ※()内は統合版の名称。

コマンドブロックの色 ブロックの種類 レッドストーン
黄色 インパルス
(衝撃)
動力が必要
(レッドストーンが必要)
青色 チェーン 常時実行
(常にアクティブ)
紫色 リピート
(反復)
常時実行
(常にアクティブ)

◻︎南向きを確認するには
ストラクチャーブロックを設置して、境界線の青い線が伸びる方が南。※赤い線は東。
/give @s structure_block

 

収納装置(キル式)

キル式収納。

プレイヤーが死亡時に落とすアイテムを、テレポートコマンドで集めてチェストに収納する装置です。動画では統合版専用のティックの遅延を使っていますが、Java版でも動作するように、リピーター(反復装置)を使った回路に変更しました。

ベッド(リスポーン地点)は、ホッパーに被らない場所に設置。離れていても動作します。チート設定を下記のように変更しておきます。

◎注意点
消滅の呪いはすぐに、ホッパー上のアイテムは5分で消えてしまいます。大量のアイテム移動には注意。また、即時リスポーンをオンにしないと、チェスト前に戻れません。

 

□チート設定
【統合版】サバイバルモードの時に動作。(設定からいつでも変更可)
持ち物の保持:オフ、即時リスポーン:オン、リスポーン範囲:0。

【Java版】(ワールド作成時)
死亡時のインベントリの保持:オフ、即時リスポーン:オン、リスポーン地点の半径:0。

□コマンドの場合(Java版)
/gamerule keepInventory false
/gamerule doImmediateRespawn true
/gamerule spawnRadius 0

開始点は座標(0 -60 0)。「あ」のリピーター(反復装置)は3回クリック。「A」のチェスト上にはホッパーを設置。

ホッパー上の座標(2 -58 4)を確認し「収納」と名前を付けた防具立てを設置。

【Java版】

◻︎防具立て
/summon armor_stand 2 -58 4 {CustomName:"\"収納\""}

①execute at @e[name="収納"] run kill @e[type=player,distance=..5]
②execute at @e[name="収納"] run tp @e[type=item,distance=..10] ~ ~ ~
③execute at @e[name="収納"] run tp @p ~ ~ ~3 180 0

【統合版】

◻︎防具立て
/summon armor_stand 収納 2 -58 4

①execute at @e[name=収納] run kill @e[type=player,r=5]
②execute at @e[name=収納] run tp @e[type=item,r=10] ~~~
③execute at @e[name=収納] run tp @p ~~~3 180 0

【キル式】
①防具立て(収納)から半径5ブロック内にいるプレイヤーをキル。
②防具立て(収納)から半径10ブロック内にあるアイテムをテレポート。
③防具立て(収納)から「z座標」の3ブロック離れた位置に、プレイヤーを北向きにテレポート。

 

収納装置(data式)

data式収納(Java版のみ)。

Java版ではdataコマンドを使って、プレイヤーのインベントリ(持ち物)を指定したチェストに複製します。コマンドを実行するたびチェストは上書きされてしまうので、ホッパーで別のチェストにアイテムを移動しています。複製後にプレイヤーのインベントリ(持ち物)を消すことで、アイテムが重複(ちょうふく)しないようにします。

開始点は座標(0 -60 0)。「A」のチェスト上にホッパーを設置。

ホッパーの上にチェストを設置。「い」の座標は(2 -58 4)。

【Java版】

①data modify block 2 -58 4 Items set from entity @p Inventory
②clear @p

【data式】
①「い」の座標にあるチェストの中身を、近くのプレイヤーのインベントリーと同じにします。
②プレイヤーの持ち物を全て削除します。

◎注意点
「い」のチェストが空になる前に続けてボタンを押すと、アイテムが消えてしまいます。マルチプレイの場合は、タグや名前等でターゲットセレクターを指定してください。

 

ワールドデータ

完成データのダウンロード。

【統合版】 v1.20.0(キル式)
アプリで開くから、Minecraftを選びます。

ダウンロード/ワンボタンでアイテム収納.mcworld

【Java版】 1.20.1(data式)
zipを解凍して、フォルダを「saves」に入れて起動します。

ダウンロード/ワンボタンでアイテム収納.zip

※二次配布は禁止です。