Minecraft【動く装置】簡単!エレベーター。No.13
Java版1.21.1、統合版はv1.21.30で動作確認。
座標要らずで増設も簡単。コマンドで作るエレベーター。
簡単!エレベーター。v1.1
アイテムと引数を使った簡単なエレベーターでしたが、v1.1では、防具立てとタグ、スコアボードを使った回路に変更しました。コマンド難易度は少しアップしましたが、不要なアイテムを持ったり引数や座標入力も必要ないので、エレベーター本体の増設が簡単になります。コマンド数が増えたため、中級者向けの装置となります。
◻︎装置の特徴
・クロック回路を使った上昇と下降。
・タグと範囲検知。
・移動速度も変更可。
更新履歴
2024-9-18/座標を使わない回路に変更しました。
完成動画。
旧式/ v1.0はこちら。
※「as」や「minecraft:」などのコマンドは簡略化しています。一部のコマンド、マルチプレイやサーバーでは必要な場合があります。
作成準備
ログの非表示。
◻︎ログの非表示とコマンドブロック入手。
/gamerule commandBlockOutput false /give @s command_block |
スコアボードの作成。
◻︎スコアボード「count」を作り、サイドバーに「count」を表示。
/scoreboard objectives add count dummy /scoreboard objectives setdisplay sidebar count |
◻︎削除する場合。
/scoreboard objectives remove count
コマンドブロックの設置
コマンドブロックは画像に合わせて配置。「ブロック種類」「レッドストーン」を変更します。 変更がある場合は、個別に解説していきます。
◎配置したコマンドブロックの状態/すべて無条件。※()内は統合版の名称。
コマンドブロックの色 | ブロックの種類 | レッドストーン |
黄色 | インパルス | 動力が必要 |
青色 | チェーン(鎖) | 常時実行 |
紫色 | リピート | 常時実行 |
装置全体図
簡単!エレベーターの装置全体図。
フラットワールドを作成したら、座標(0 -60 0)へ移動して開花したツツジの葉を設置。装置は開始点座標(0 -60 0)を基準に、南が正面がになるよう設置にしています。座標を合わせてブロックを設置していくと、コマンドはコピー&ペーストで作れます。
開始点は座標(0 -60 0)。
❶エレベーター本体 ❷上り装置 ❸下り装置 ❹効果音
◻︎南向きを確認するには
ストラクチャーブロックを設置して、境界線の青い線が伸びる方が南。※赤い線は東。
/give @s structure_block
上り装置
エレベーター上り。
名前が「上昇」の防具立てがある時、上り装置を起動。タグ付きプレイヤーと床を、クロック回路で6ブロック上に移動します。※統合版はティックの遅延を使用。
「あ」は座標(4 -61 8)、オークのハーフブロックを設置(下側)。①は座標(4 -59 5)、石とボタンを設置。⑤⑧は動力が必要。⑥⑨は条件付き。⑤⑨【統合版】最初のティックで実行:オフ。ティックの遅延:10。
【Java版】
①summon armor_stand ~ ~ ~ {CustomName:"\"上昇\""} ------ ②execute at @e[name="上昇"] run tp @e[name="上昇"] ~ ~ ~ ~36 ~ ③scoreboard players reset 上昇 count ④execute at @e[name="上昇"] run tag @a[distance=..4] add up ------ ⑤execute if entity @e[name="上昇",y_rotation=0] run scoreboard players add 上昇 count 1 ⑥execute at @a[tag=up] run tp @a[tag=up] ~ ~1 ~ ⑦execute at @a[tag=up] run setblock ~ ~-0.5 ~ oak_slab ------ ⑧execute at @a[tag=up] run setblock ~ ~-1.5 ~ air ⑨execute if score 上昇 count matches 6.. run kill @e[name="上昇"] ⑩execute unless entity @e[name="上昇"] run tag @a remove up |
【統合版】①②④⑦以外はJava版と同じ。
①summon armor_stand 上昇 ~ ~ ~ ------ ②execute if entity @e[name="上昇"] ④execute at @e[name="上昇"] run tag @a[r=4] add up ------ ⑤scoreboard players add 上昇 count 1 ------ ⑦execute at @a[tag=up] run setblock ~ ~-0.5 ~ wooden_slab |
①防具立て「上昇」を召喚。
------
【Java版】
②防具立て「上昇」を36度回転。
【統合版】
②防具立て「上昇」を検知。
③「count」の上昇をリセット。
④防具立て「上昇」から4ブロック以内のプレイヤーにタグ「up」を追加。
------
【Java版】
⑤防具立てが0度を向いた時、「count」の上昇を1足す。
【統合版】
⑤10ティック毎に「count」の上昇を1足す。(ティックの遅延10)
⑥タグ「up」を1ブロック上にテレポート。
⑦タグ「up」の0.5ブロック下にオークのハーフブロックを設置。
------
⑧タグ「up」の1.5ブロック下に空気ブロックを設置。
⑨「count」の上昇が6以上の時、防具立て「上昇」を削除。※【統合版】は(ティックの遅延10)。
⑩防具立て「上昇」が無くなった時、全てのプレイヤーからタグを削除。
【Java版】と【統合版】では、違うクロック回路を使っています。防具立ての回転角度や⑤⑨のティックの遅延の数値を変更すると、エレベーターの移動速度が変わります。④は近くのプレイヤーも検知するので、防具立て「上昇」に近づけないようにしてください。※防具立てと、スコアボード名は同じにしています。
下り装置
エレベーター下り。
名前が「下降」の防具立てがある時、下り装置を起動。タグ付きプレイヤーと床を、クロック回路で6ブロック下に移動します。※統合版はティックの遅延を使用。
「い」は座標(4 -55 8)、周囲に石ブロックを設置。①は座標(4 -54 5)、石とボタンを設置。 ⑤⑧は動力が必要。⑥⑨は条件付き。⑤⑨【統合版】最初のティックで実行:オフ。ティックの遅延:10。
【Java版】
①summon armor_stand ~ ~ ~ {CustomName:"\"下降\""} ------ ②execute at @e[name="下降"] run tp @e[name="下降"] ~ ~ ~ ~36 ~ ③scoreboard players reset 下降 count ④execute at @e[name="下降"] run tag @a[distance=..4] add down ------ ⑤execute if entity @e[name="下降",y_rotation=0] run scoreboard players add 下降 count 1 ⑥execute at @a[tag=down] run tp @a[tag=down] ~ ~-1 ~ ⑦execute at @a[tag=down] run setblock ~ ~-0.5 ~ oak_slab ------ ⑧execute at @a[tag=down] run fill ~ ~1 ~ ~ ~2 ~ air ⑨execute if score 下降 count matches 6.. run kill @e[name="下降"] ⑩execute unless entity @e[name="下降"] run tag @a remove down |
【統合版】①②④⑦以外はJava版と同じ。
①summon armor_stand 下降 ~ ~ ~ ------ ②execute if entity @e[name="下降"] ④execute at @e[name="下降"] run tag @a[r=4] add down ------ ⑤scoreboard players add 下降 count 1 ------ ⑦execute at @a[tag=down] run setblock ~ ~-0.5 ~ wooden_slab |
①防具立て「下降」を召喚。
------
【Java版】
②防具立て「下降」を36度回転。
【統合版】
②防具立て「下降」を検知。
③「count」の下降をリセット。
④防具立て「下降」から4ブロック以内のプレイヤーにタグ「down」を追加。
------
【Java版】
⑤防具立てが0度を向いた時、「count」の下降を1足す。
【統合版】
⑤10ティック毎に「count」の下降を1足す。(ティックの遅延10)
⑥タグ「down」を1ブロック下にテレポート。
⑦タグ「down」の0.5ブロック下にオークのハーフブロックを設置。
------
⑧タグ「down」の1〜2ブロック下の範囲を、空気ブロックに変更。
⑨「count」の下降が6以上の時、防具立て「下降」を削除。※【統合版】は(ティックの遅延10)。
⑩防具立て「下降」が無くなった時、全てのプレイヤーからタグを削除。
【Java版】と【統合版】では、違うクロック回路を使っています。防具立ての回転角度や⑤⑨のティックの遅延の数値を変更すると、エレベーターの移動速度が変わります。④は近くのプレイヤーも検知するので、防具立て「下降」に近づけないようにしてください。※防具立てと、スコアボード名は同じにしています。
効果音
エレベーターの停止。
エレベーターを停止する時、防具立てを削除して効果音を鳴らします。
①は座標(4 -60 3)。
【Java版】
①execute unless entity @e[type=armor_stand] ②playsound block.note_block.bell player @a[distance=..10] ~ ~ ~ 1 0.5 1 |
【統合版】 ①はJava版と同じ。
②playsound note.bell @a[r=10] ~ ~ ~ 1 0.5 1 |
①防具立てが無くなった時、信号を出す。
②コマンドブロックから10ブロック以内のプレイヤーに、効果音を鳴らす。※聞こえる範囲は調整してください。実行場所は②。
仕上げ
エレベーターに囲みを作り、仕上げます。初期設定では1フロア5ブロックの高さにしています。3F以上作る場合、上昇ボタンを追加して床やエレベーターを増設します。
◎注意点
ボタンを押した後、エレベーター外に移動すると地形や建物が壊れる場合があります。予防するには扉を設置してください。マルチプレイ対応ですが、複数のエレベーターを設置するには、防具立てやタグの名前を変え、装置も増設する必要があります。
遊び方。
オークのハーフブロックの上に立ち、木のボタンを押すと上昇、または下降します。
ワールドデータ
ワールドデータは、コマンド入力不要。初回時のみ「レバー」を下げてください。
完成データのダウンロード。
◎ダウンロード先/簡単!エレベーターv1.1
◻︎統合版【動く装置】簡単!エレベーターv1.1.mcworld
iOS、Android/Minecraftで開く。Windows/ダブルクリックでインポート。
◻︎Java版【動く装置】簡単!エレベーターv1.1.zip
解凍後、ワールド内の「saves」フォルダに入れる。
※二次配布は禁止です。