Minecraft【Java版】パソコンにモッドを追加して遊ぶ。

2024-10-05

Java版1.21(Intel Mac、Windows10)で動作確認。※統合版はv1.21.2。

Javaの入れ替え方法や、前提モッドの紹介。

モッドとは?

モッドとは、ゲームを改変するデータ・プログラムです。海外ではモッド文化も盛んで、マインクラフトもモッドを使って遊べるゲームのひとつです。モッドで遊ぶには、まず多くのモッドをスムーズに動かすための前提モッド(改造モッド)を、サーバーやクライアントに導入します。※ForgeやFabricなど。

今回はパソコンに前提モッド(改造クライアント)を入れて遊べるようにします。統合版で参加するにはMicrosoftアカウント(旧名:XboxLiveアカウント)が必要です。※ゲーマータグがあって、マルチプレイが出来ていればOK。また、Fabric用のGeyser、Floodgateモッドが必要。動作するのはサーバーモッドのみ。1.19.4以降。

 

◻︎モッドを追加して遊ぶの特徴
・Javaの入れ替え方法。
・前提モッド(改造モッド)の紹介。
・LANに公開で、統合版も一緒に遊べる。

 

更新履歴
2024-8-4/記事内容を更新。Javaの入れ替え方法を追加しました。
2024-4-2/その他の前提モッドを追加。
2023-4-23/バージョンアップしても導入方法は変わらないため、バージョンナンバーを特定しないよう記事内容を変更しました。

 

 

目次

1.Javaの導入手順
・前提モッドと外部Java。
・Javaのバージョン確認。
・Javaのインストール。

2.新旧Java
・Javaの入れ替え。

3.前提モッドの導入
・MinecraftForge(マインクラフトフォージ)。
・neoForge(ネオフォージ)。
・Fabric(ファブリック)。
・Quilt(キルト)。

4.起動準備
・起動構成の作成。
・ゲームディレクトリの作成。

5.動作確認
・バグの対処(旧モッド)。

 

 

Javaの導入手順

前提モッドと外部Java。

マインクラフトの古いバニラバージョンで遊ぶだけなら外部Javaは要りません。ForgeやFabricなど前提モッドの導入時に、外部Javaが必要となります。また「必要なJava」も異なります。新旧Javaの共存は推奨されていないので、入れ替えが必要です。一度「古いJava」で前提モッドを導入すれば、次回からは「新しいJava」で遊ぶことが出来ます。

◎新しいバージョン。※2024-8月現在。

前提モッド 解説 必要Java
バージョン【1.21】 トリッキートライアルアップデート。(試練系、メイス、 ウィンドチャージ、自動作業台などが追加) Java21

◎おすすめバージョン。※Java8で導入可。

バージョン【1.7.10】 多くのモッドが遊べるバージョン。剣防御や食べるアクションなども人気。 Java8
バージョン【1.8.9】 対応モッドも少なく不人気だったが、ハイピクセルが1.7のサポートを停止したため人気上昇!?盾無し戦闘の最後のバージョン。※剣モーションの劣化。3人称での草バグ有り。 Java8
バージョン【1.12.2】 マイクラのバージョンアップが遅かったせいか、大型モッドが多数対応。盾有り以降、多くのモッドが遊べるバージョン。 Java8〜16

◎その他。※1.12.2、1.20.4、1.20.5以外は未検証。

バージョン【1.12-1.17】/Java8〜16
バージョン【1.18-1.20.4】/Java17
バージョン【1.20.5-】/Java21推奨。

 

Javaのバージョン確認。

ひとまず「Java21」と「Java8」があれば、多くのモッドで遊べると思います。現在使っているJavaを確認します。よく分からない方は、全て削除してください。※記事内容は初心者向けとなります。詳しい方は、必要なJavaを残し「JAVA_HOME」を変更してください。

◻︎コマンドプロンプトやターミナルで確認。

java -version

Macの場合/要らないJavaはゴミ箱へ。
Windowsの場合/アプリと機能から、Javaをアンインストール。

 

Javaのインストール。

今回はアマゾンが提供しているAmazon Corretto(アマゾンコレット)を使用します。※OracleのJavaとほぼ同じ。

Amazon Corretto/WEBサイト。

Macの場合/「Corretto21」「Corretto8」ともJDKのpkgをダウンロードします。
Windowsの場合/「Corretto21」JDK、「Corretto8」JREのmsiをダウンロードします。

 

デバイス別のインストールやアンインストール手順は、左カラムのメニューから確認してください。コマンドでも出来ますが、手動で良いと思います。「Corretto21」「Corretto8」をインストール。

 

新旧Java

前提モッドを入れたいだけなのに、Javaの切り替えにコマンドやら何やら...。面倒な場合は、手動で入れ替えも出来ます。

Macの場合。

【Java】の場所 ※インテルマック。

/Library/Java/JavaVirtualMachines

1.「amazon-corretto-8.jdk」と「amazon-corretto-21.jdk」のフォルダがあるので、別パーティション、または外部ドライブにコピーします。
2.フォルダを、手動で入れ替えします。
Java8を使いたい時は「amazon-corretto-8.jdk」、Java21は「amazon-corretto-21.jdk」。
3.入れ替えしたら、パソコンを再起動。

◻︎スクリプトを使う場合。 java8.command

#!/bin/sh
sudo cp -r "/Volumes/SSD/java/amazon-corretto-8.jdk" "/Library/Java/JavaVirtualMachines"
sudo rm -rf "/Library/Java/JavaVirtualMachines/amazon-corretto-21.jdk"
sudo reboot

コピー元のファイルパスは、各自変更してください。実行時にパスワードを入力。※システムライブラリを変更するので、取扱注意。

 

Windowの場合。

【Java】の場所

C:\Program Files\Amazon Corretto

1.「jdk21.0.4_71」と「jre8」のフォルダーがあるので、ボリューム(D:)、または外部ドライブにコピーします。
2.コピーしたら、アプリと機能で「AmazonCorretto8」を削除。
3.フォルダーを、手動で入れ替えします。
Java8を使いたい時は「jre8」、Java21は「jdk21.0.4_71」。※記事作成時のバージョン。
4.入れ替えしたら、パソコンを再起動。

 

◻︎バッチファイルを使う場合。 java8.bat

@echo off
xcopy /S /Y "D:\java\java8" "C:\Program Files\Amazon Corretto"
rmdir /S /Q "C:\Program Files\Amazon Corretto\jdk21.0.4_7"
shutdown /r
exit

コピー元のファイルパスは、各自変更してください。管理者権限で実行。※プログラムファイルを変更するので、取扱注意。

 

前提モッドの導入

前提モッドといえばForgeが定番でしたが、近年Forgeに代わる前提モッドが複数登場しています。いずれも開発チームの意見の違いから分裂しているようです。遊びたいモッドが対応していれば、どれを使っても問題ないですが、あちこち手を出すと管理が大変になりそうです。

忘れがちですが、前提モッド導入する前に、マインクラフトのランチャーから、バニラバージョンを一度起動しておきます。導入したい前提モッドを選び、クライアントの方をインストールします。

 

MinecraftForge(マインクラフトフォージ)。

前提モッドの定番。しかし近年、読み込みがやたら遅い。更新も遅い場合がある。

MinecraftForge/WEBサイト。

バージョン【1.14】までは、Forge一択となります。最適化モッドOptiFineもセットで導入。 左カラムでバージョンを選択し、ダウンロード推奨の「インストーラ」から入手します。

 

画像はバージョン【1.7.10】のもの。クライアント、サーバーを選択出来ます。

 

neoForge(ネオフォージ)。

Forgeからフォークされた前提モッド。名前が似ているが、現在Forgeと互換性がない。最適化モッド「Sodium(ナトリウム)」からフォークされた「Embeddium(エンベディウム)」がneoForgeに対応。

neoForge/WEBサイト。

バージョン【1.20.2】以降から導入可能。最適化モッドも対応してきたので、新しいものが好きな方におすすめ。

 

画像はバージョン【1.21】のもの。通常はクライアント、またはサーバーでOK。fatインストーラー/必要なものを選んでインストーラーを作成するようです。※未検証。

 

Fabric(ファブリック)。

新しいモッドはFabric対応も多い。更新も早く起動も軽量で快適。情報も多いのでおすすめ。

Fabric/WEBサイト。

バージョン【1.14】以降から導入可能。FabricAPIもセットで導入。最適化モッドはSodium(ナトリウム)。ゆかいな仲間たち/IndiumLithiumFerriteCoreEBE など。

 

画像はバージョン【1.21】のもの。旧バージョンはインストーラーから選択出来ます。

 

Quilt(キルト)。

Fabricからフォークされた前提モッド。今のところ大きな特徴はない。Fabricと互換性があるが、今後は不明。

Quilt/WEBサイト。

バージョン【1.14】以降から導入可能。直接インストールでOK。QuiltFabricAPIもセットで導入します。最適化モッドはSodium(ナトリウム)。ゆかいな仲間たち/Indium、Lithium、FerriteCore、EBE など。※Fabric参照。

 

画像はバージョン【1.21】のもの。旧バージョンはインストーラーから選択出来ます。英語のみですが、内容はFabricとほぼ同じ。

 

起動準備

前提モッド(改造クライアント)が導入出来たら「Java21」に戻しておきます。

起動構成の作成。

起動構成を作成します。追加された改造クライアントのバージョンを選び、名前とアイコンを変更。ゲームディレクトリは、forge(バージョン番号)を選択。※ゲームディレクトリの作成を参照。

 

ゲームディレクトリの作成。

前提モッドは更新も多く、バージョンが違うと動作しないため、名前を付けたフォルダーで管理しておくと便利です。作成場所は、別ドライブや外部ドライブがおすすめ。

設置例)forge(バージョン番号)を、ボリューム(D:)の Minecraftフォルダー内に作った場合。

前提モッドを起動後、modsフォルダが作成されるので、遊びたいモッド入れるだけです。サーバー、またはクライアントモッドが動作。モッドの詳細はそれぞれダウンロードサイトで確認してください。

 

動作確認

バージョン【1.21】では、モッドの相性にもよりますが、問題なく動作すると思います。

バグの対処(旧モッド)。

旧モッドで遊ぶ場合。スペック不足、またはグラフィックカードの相性でしょうか。フルスクリーンにすると画面が真っ白になる場合があります。白くなったらランチャーを再起動。

1.起動構成「JVMの因数」から、メモリー「-Xmx2G」の数字を変更します。
※通常プレイでは、メモリーを増やしすぎても効果はないので、1づつ上げて起動します。
2.起動が出来たら、ゲーム内の設定でフルスクリーンをオフにします。
※それでも起動出来ない場合、モッドを全て抜きバニラで起動。→起動出来ない:メモリーを増やす。

 

3.ランチャーを再起動してモッドを戻す。フルスクリーンは使わず、メニューバーをダブルクリックしてウィンドウを拡大します。 ※Java1.7以前では、第2レイヤースキンが表示されないので注意。

起動時にクラッシュする場合もありますが、旧モッドで遊ぶことが出来ました。旧バージョンで遊べるモッドや、モッドもプラグインも両方使えるサーバー「Arclight(アークライト)」も紹介しています。