Minecraft【Java版】軽量モッドOptifFineの導入手順。
Java版(Mac・Windows)。
OptiFineの導入前に。
OptiFineとは?
OptiFineとは、マインクラフトのビデオ設定を細かく設定し、動作処理を最適化出来るMOD(モッド)です。ゲームの実行速度や見栄えを向上してくれます。
グラフィックスカードやパソコンの性能にもよりますが、設定次第では低スペックパソコンでもゲームプレイがスムーズになります。ズーム機能追加、テクスチャーのつなぎ目を綺麗にしたり、滑らかな照明の影や水の表現、シェーダーMOB(影MOD)もサポートしています。
OptiFineは単体でも導入できますが、複数のMODを同時に使いたい場合は、前提モッドのForge、またはneoForgeを先に導入しておきます。※Fabricでは使えません。
- 詳しくはこちら→ 前提モッドForgeの導入手順。
更新履歴
2024-5-13/記事内容を更新しました。
2023-4-23/バージョンアップしても導入方法は変わらないため、 バージョンナンバーを特定しないよう記事内容を変更しました。
目次
1.ダウンロード
・バージョンの選択。・Javaの確認。
2.インストール
・Forgeとセットで導入の場合。・OptiFine単体導入の場合。・ゲームディレクトリの作成。
3.ランチャーの起動と設定
・起動構成の新規作成。・導入の確認。
4.追加されるビデオ設定
・ビデオ設定の詳細。・低負荷に影響のある設定。(バニラ共通)
5.動作確認と比較
・OptifFineの場合。・Sodiumの場合。
ダウンロード
バージョンの選択。
ダウンロードサイトには、最新版が表示されていますが。遊びたいMODに合わせて、OptiFineのバージョンを選択します。すべてのバージョンを表示、プレビューバージョンを押すと過去バージョンが表示されます。※Forgeとセット導入の場合、変更履歴からForgeの更新に合わせてバージョンを選択する方法もあります。
OptiFine ダウンロードサイト。
①ダウンロード、または(鏡)を押してダウンロードページに移動します。過去には低スペックパソコン用に「スタンダート」や「ライト」版もあったようですが、 現在ダウンロード出来るのは「HDウルトラ」版のみです。※(鏡)の方が広告が少なめ。
②「Download OptiFine_(バージョン番号).jar」を押す。
③ブラウザの左下に保存ボタンが出るので押す。※ブラウザよって保存方法が異なる場合があります。
広告が表示された場合、 5秒ほど待つとブラウザの右上に「SKIP AD」が出るので押す。 ※画面中央には過激な広告も出てきます。SKIP AD以外は押さない。
Javaの確認。
Javaが導入されていると、コーヒーカップのアイコンが表示されます。未導入の場合は、下記リンクからJavaを導入してください。※バージョンアップによりアイコンは変更される場合があります。
◻︎Javaの導入
Amazon Corretto 無料のJava、アマゾンコレット。
oracle 有料化など騒ぎになりましたが、個人使用は今のところ無料。
インストール
Forgeとセットで導入の場合。
Forge導入時に作成したのゲームディレクトリの中に「mods」フォルダを作り、ダウンロードした「OptiFine_(バージョン番号).jar」ファイルを移動します。※ゲームディレクトリは、マインクラフトランチャーの起動構成の編集から確認出来ます。
OptiFine単体導入の場合。
ダウンロードした「OptiFine_(バージョン番号).jar」を開きインストラーを起動します。
①Install(インストール)ボタンを押す。
②エラーが出た場合、OKを押してウィンドウを閉じ、OptiFineと同じバージョンのMinecraftを、一度起動してください。
③インストール完了のポップアップが出るので、OKボタンを押す。
ゲームディレクトリの作成。
デスクトップに 「Minecraft」フォルダを作り、その中に「OptiFine_(バージョン番号)」フォルダを作成。※ゲームディレクトリは、後からでも変更出来ます。
ゲームディレクトリは、バージョン毎に作っておくとデータの管理が簡単になります。 ※フォルダ名は日本語も対応。
ランチャーの起動と設定
起動構成の新規作成。
OptiFine単体導入の場合、新しく起動構成を作ります。※Forgeを導入している場合は、Forgeで 作成します。画面はMacものですが、設定方法はWindowも同じです。
①日本語にもOK。バージョン番号など入力しておくと分かりやすい。
②インストールしたOptiFine「release OptiFine_(バージョン番号)」を選択。
③参照ボタンから、ディスクトップに作成したゲームディレクトリを選択。
作成ボタンを押し、起動構成からゲームを起動します。
導入の確認。
Minecraftを起動して、Options...(オプション)→Video Settings...(ビデオ設定)を開きます。OptiFine(バージョン番号)が表示されていれば完了です。
追加されるビデオ設定
OptiFineを導入すると「バニラ」の時よりも詳細なビデオ設定ができるようになります。設定を変更するだけで、Minecraftの実行速度と見栄えを向上させます。「バニラ」にもある設定は、場所が移動しているものもあります。※バニラとは、MinecraftにMOD等を追加せずに、通常起動した状態のこと。OptiFineは、Forgeとセットや単体で導入しても追加される設定や効果は同じです。
ビデオ設定の詳細。
各設定の詳しい説明は、マウスを項目に合わせると、ポップアップに出てきます。基本は「処理優先」や「低負荷」のものを選択すると、フレームレート「FPS」が向上します。※フレームレート「FPS」とは、1秒間に使用するフレーム数(静止画の枚数)です。数値が大きいほど、スムーズにゲームがプレイ出来ます。
◻︎OptiFine_1.19.4
追加項目 | 効果 |
---|---|
スムースライティングの影の調整 | ブロックのテクスチャに影を付けるかどうか。 |
スムースライティングの程度: | 影の明るさの調整。 |
動的な光源: | 手持ちや落とした光源アイテムを光らせるかどうか。 |
シェーダーの詳細設定 | 影MODの設定。 |
---|---|
細部の設定 | 主に環境系の詳細設定。多くの項目で低負荷に変更可能。 |
アニメーションの設定 | 各種ゲーム内アニメーションのオンオフ。 |
品質の設定 | ワールド内のブロック等、見た目の質感。多くの項目で低負荷に変更可能。 |
パフォーマンスの設定 | グラフィックスカードの描画やコンピュータの計算処理などの設定。 |
その他の設定 | フルスクリーンの解像度やオートセーブ、ビデオ設定の初期化など。 |
※OptiFine_1.19.4_HD_U_I4では、細部の設定→霧の種類で「処理優先」が選択出来ません。
低負荷に影響のある設定。(バニラ共通)
グラフィックス: | 不可のかかる表示を大きく減らす。 |
---|---|
描画距離: | 画面に表示するブロックの距離。 |
演算距離: | エンティティが更新される最大距離。 |
エンティティの描画距離: | エンティティが表示される距離を変更。 |
バイオームの重なり度合い: | バイオーム間の色の変化。 |
エンティティの影: | エンティティに影を付けるかどうか。 |
動的な視野角:(視野の変化) | 弓や移動時に視野角を変更するかどうか。 |
動作確認と比較
低スペックPCで「Forge&OptifFine」と「fabric&Sodium」を導入し、ほぼ同じ設定で比較しました。プレイ中に「F3」を押して、デバッグ画面を表示しています。※スムースライティングやアニメーションはオフにせず、雰囲気を残しつつ低負荷設定にしました。
OptifFineの場合。
画面左上の2行目で、fpsが比較確認出来ます。61(OptiFine)/40(バニラ)fps。バニラ時よりも平均で20fpsほどアップしています。移動時のfpsは大きく変動し、20〜60fps(OptiFine)になります。描画距離を小さくしたり、ウィンドウモードにすると、fpsが大きく上がります。
Sodiumの場合。
fpsの上限はOptifFineの時とほぼ同じです。移動時などfpsの変動幅は若干少ないかも知れません。雲の厚みも残っています。OptifFineよりも項目が少なく、設定画面は雑で分かりにくいですが、見た目の良さを維持したまま軽量化されています。
マルチプレイやMOD導入時はfpsが落ちます。フレームレートが平均で60fpsほどあれば、十分快適にプレイ出来ると思います。fpsの数字を確認しながらビデオ設定を調整すると良いでしょう。快適にプレイするための一つの目安になります。バニラプレイ時に200fpsはないと、影MODで快適にプレイするのは厳しいようです。