Minecraft【テクニック】コマンドを使って、ゲームを作ろう。1-1

2024-12-31

Java版、統合版対応。

標準機能だけで、簡単ゲーム作り。

コマンド機能。

マインクラフトには標準でコマンド機能が付いています。チート機能をオンにすれば、あらかじめ登録されているコマンド(命令文)をチャットに入力するだけで、自由にゲームを操作出来るようになります。コマンドは専用のコマンドブロックに保存可能。スイッチを付けて好きな時に再生したり、常に起動しておく事も出来ます。繋げて使うと、一度に複数のコマンドを実行出来ます。標準のコマンドだけでも、ゲーム内の素材や機能をうまく組み合わせれば、本格的なゲームも簡単に作れるようになります。

 

 

目次

1.ゲーム機の種類
・デバイス一覧。
・準備するもの。

2.コマンドと拡張プログラム
・データパック(Java版)。
・ビヘイビアーパック(統合版)。
・リソースパック(共通)。

3.ゲーム作りの要素
・アイディア。
・規模。
・コマンド。
・チーム。

 

 

ゲーム機の種類

デバイス一覧。

簡単な装置を作るなら、スマートフォンやゲーム機でも出来ますが、ゲーム作りとなるとパソコンで動くJava版がおすすめです。他のデバイスよりもコマンドの入力や編集がしやすく、外部データのインポートやエクスポートも簡単です。また、Java版をホストサーバーにすれば、モッドやプラグインを使って、統合版と一緒に遊ぶ事も出来ます。※一部制限有り。

 

◻︎コマンドブロックを使う場合

デバイス名 メリット デメリット
パソコン(Java版) コマンド入力、編集が簡単。統合版も一緒に遊べる。※モッドやプラグインが必要。 パソコンとJava版が必要。
Windows(統合版) コマンド入力はしやすい。統合版専用。 コマンドの編集がやりにくい。旧バージョンに戻れない。統合版だけでは、Java版とは一緒に遊べない。
iOS、Android(統合版) 作ったゲームなど、持ち運んで遊べる。 機種の制約で、外部データのインポートやエクスポートに手間がかかる。
ゲーム機(統合版) ゲーム機同士で遊べる。 外部データのインポートやエクスポートが基本出来ない。 キーボードやマウスが必要。

※公式のクロスプレイで一緒に遊べるのは、統合版同士です。

 

近年マインクラフトのバージョンアップも早く、コマンドの仕様がコロコロ変わります。旧バージョンに戻せない統合版は、アップデートの度に変更点を確認しないと、せっかく作った装置も無駄になります。この確認作業は、装置の数が増えたり、大型の装置になればなるほど大変です。統合版をメインにして制作する場合は、覚悟が必要です。作るのは大変ですが、アドオンのニーズは多いようです。

 

準備するもの。

Microsoftアカウントとマインクラフト、マインクラフトが動くデバイス(パソコン推奨)があればOKです。また、制作バージョンになるべく近い、コマンドの参考本も用意しておくと便利です。あまり使わないコマンドも多いので、全てを覚える必要はありません。

WEB上にも多くの情報がありますが、新旧情報が混在しており、正しい情報を見つけるのが難しいです。少なくてもバージョンや機種(統合版やJava版)の記載があるものを選ばないと、時間の無駄になってしまう場合があります。

◎WEB検索のコツ

ブラウザがGoogleクロームの場合、ツール、または検索ツール→すべての結果を「完全一致」に変更。通常よりも検索ワードに近いものが表示されます。期間指定すれば、古い記事を非表示に出来ます。検索バーに「-youtube」を入力すると動画も非表示になります。また、ワードを変更するのも効果的です。※GoogleAIは完全オフに出来ません。

 

コマンドと拡張プログラム

マインクラフトでは、コマンド(命令文)と3種類のコマンドブロックだけで、オリジナルゲームはもちろん、多くのゲームが再現可能です。ゲーム作りに必要な素材(アイテム・エンティティ・ブロック・効果音など)も揃っています。ブロックで家を建てるように、ゲーム装置も遊びながらに組み立てる事が出来るので、プログラムが苦手な方でも心配いりません。

プログラム言語(Python、Java、JavaScript等)を使えば、さらに高度なカスタマイズも出来ますが、まずは標準のコマンドを覚えてから学んでも、遅くないと思います。

データパック(Java版)。

Java版用の拡張プログラム。オリジナルの進捗(しんちょく)やレシピも作ることが可能。多機能ですが、必要な機能だけ追加して使うことが出来ます。最初はコマンドをまとめて実行出来る、関数(ファンクション)を使うのがおすすめです。「schedule」コマンドが使えるようになるので、ティックの遅延が使えないJava版でも、コマンドの実行時間を手軽にコントロールする事ができます。

 

ビヘイビアーパック(統合版)。

統合版用の動作に関するカスタマイズプログラム。リソースパックと合わせてアドオンと呼びますが、ビヘイビアーパックだけでも動作します。Java版のデータパックに構造が似ています。統合版の「schedule」コマンドは、実行時間と読み込み範囲を指定する事が出来ます。関数(ファンクション)も使えます。

 

リソースパック(共通)。

アイテム・エンティティ・ブロックなどの見た目(テクスチャ)や、フォント・効果音・BGMなどを変更することが出来るようになります。ゲームの世界観を大きく変えることが出来ますが、制作にはとても時間がかかります。編集するにはCGやドット絵、作曲スキルも必要になります。

 

ゲーム作りの要素

まずはどんなゲームを作りたいか想像します。次から次へとやりたい事が想像出来る人は、ゲーム作りに向いているかも知れません。何も思いつかなくても、心配いりません。想像力は意識して繰り返す事で鍛える事が出来ます。好きなゲームがあれば、再現するのも良いし、チャットGPTに相談するのも良いですね。

アイディア。

アイディアを思いつく方法は色々あると思いますが、慣れないうちは消去法が良いと思います。ひとまず作ってみたいゲームやアイディアをリストにして、ゲームのジャンルや規模など条件を付けて消去しています。繰り返し消していき、最後に残ったものが今作れるものになります。あとは具体的な内容を決めたり、ユニークポイント(特徴)を追加します。

 

規模。

Java版ではあまり気にする必要はないですが、統合版ではデバイスの性能差があるので、大規模な装置だと、ゲーム機やスマートフォンで動かない場合もあります。まずは小規模な装置から作っていくのが良いかも知れません。

 

コマンド。

ゲーム装置は小さなスイッチの組み合わせで出来ています。ひとつづつ必要な装置を作っていきます。一度作った装置は、テキストエディタ等で保存しておくと、次回から使い回しが出来るようになります。コマンドの解説やテクニックを紹介してる人も多いので、技術的なことに困ることは無いと思います。

 

チーム。

個人で作る場合は自由ですが、チーム制作になると役割分担が必要になってきます。コマンド、建築、音楽、ストーリー、納期など決める事は多いです。あまり考えすぎるとつまらなくなるので、楽しみながら気楽に作るのが良いですね。※ガチの場合は除く。