Minecraft【Java版/統合版】
時の時計。(アイテム検知)
時計を投げると時間が止まる(経験値消費)。
Java版1.19.4、統合版はv1.19.83で動作確認。
【Java版】タグと落ちてるアイテムを検知してコマンドを実行。プレイヤー以外の動きを止めます。止めている間はギター音が鳴り、経験値を消費。「時の時計」を拾うか経験値が無くなると効果が消えます。タグ付けはオフハンド検知を使用。マルチプレイでもアイテムを受け渡して使えますが、タグの切り替えに注意。
【統合版】「時の時計」の効果はJava版と同じです。マルチプレイでは、時計ケース(チェスト)でタグを切り替えて使う事が出来ます。
※統合版の新コマンド「hasitem」は、名前を変更したアイテムを検知出来ないので使用しません。
◻︎装置の特徴
・プレイヤー以外の動きを止める。
・タグ付きプレイヤーに効果音を鳴らす。
【Java版】
・エフェクトを使った極小タイマー。
【統合版】
・ティックの遅延を使った極小タイマー。
更新履歴
2023-4-12/Java版で、経験値が無い時でもタグが消えるように修正しました。
2023-3-28/統合版の新コマンドに対応! Java版ともに無駄なコマンドを省き軽量化しました。
目次
1.作成準備
・フラットワールド。
・チャットコマンド。
2.コマンドブロックの設置
3.時の時計【Java版】
・名前を付けた時計。
・Java版のコマンド作成(前半)。
・Java版のコマンド作成(後半)。
4.時の時計【統合版】
・アイテム名の変更。
・タグ付け装置。
・時の時計の効果(AND回路)。
5.ワールドデータ
・完成データのダウンロード。
※一部Java版と統合版のコマンドに違いがあるので気をつけてください。
作成準備
フラットワールド。
マインクラフトのバージョンも上がり、フラットワールドの作成が簡単になりました。 詳しくは、下記の関連記事を参考に作成してください。
- フラットワールドの作り方はこちら→ 新規フラットワールド作成。
チャットコマンド。
チャットに大量のコマンドログが流れ、装置作成の邪魔になるのでログを非表示にしておきます。 ※Java版では、新規ワールド作成時にも非表示に出来ます。
◻︎コマンドログの非表示 ※表示する場合 「false」を「true」に変更。
/gamerule commandBlockOutput false |
装置作成に必要なコマンドブロックを手に入れます。
◻︎コマンドブロックの入手
/give @s command_block |
コマンドブロックの設置
Java版と統合版では、コマンドやブロックの名称など違いがあります。装置の解説はJava版の名称で統一しています。
コマンドブロックは画像に合わせて配置。「ブロックの種類」「レッドストーン」を変更します。変更がある場合は、個別に解説していきます。
配置したコマンドブロックの状態/すべて無条件 ※()内は統合版の名称。
コマンドブロックの色 | ブロックの種類 | レッドストーン |
黄色 | インパルス (衝撃) |
動力が必要 (レッドストーンが必要) |
青色 | チェーン | 常時実行 (常にアクティブ) |
紫色 | リピート (反復) |
常時実行 (常にアクティブ) |
装置は開始点座標(0 -60 0)を基準に、南が正面がになるよう設置にしています。座標を合わせてブロックを設置していくと、コマンドはコピー&ペーストで作れます。
◻︎南向きを確認するには
ストラクチャーブロックを設置して、境界線の青い線が伸びる方が南。※赤い線は東。
/give @s structure_block
時の時計【Java版】
「時の時計」をオフハンドに持つとタグが付きます。経験値が1以上でタグが付いている時「時の時計」を投げると、エンティティの動きが止まります。経験値が無くなるか「時の時計」を拾うとタグが消え、エンティティが動き出します。※マルチプレイの際は、タグを消してからアイテムの受け渡しをしてください。
Java版ではアイテム名の変更はもちろん、エンチャントや説明文を追加した装備も検知可能。
名前を付けた時計。
Java版では名前や説明文を付けた装備を、コマンドから直接出す事が出来ます。※コマンドは長くなるので、メモ帳やテキストエディタを使うと作りやすいです。
【時計】
①時計を1個入手するコマンド。
/give @s minecraft:clock 1 |
【アイテム名と説明文】
②アイテム名や説明文を追加します。
{display:{Name:"\"時の時計\"",Lore:["\"説明文\""]}} |
コマンドの結合
①のclockの後ろに②のコマンドを繋げます。
/give @s minecraft:clock {display:{Name:"\"時の時計\"",Lore:["\"説明文\""]}} 1 |
※さらに、エンチャントを付ける場合。(耐久度Lv1)
.....["\"説明文\""]},Enchantments:[{id:unbreaking,lvl:1}]} 1
改行無しの1行で、チャットに入力して「時の時計」を入手します。
Java版のコマンド作成(前半)。
オフハンド検知でタグを付けます。経験値Lv1以上のタグ付きプレイヤーが「時の時計」を投げた時、信号をオンにします。経験値が無くても、投げた「時の時計」を拾うとタグが消えます。同じ色の「ターゲットセレクター」後ろのNBTフォーマットは共通です。コマンドは長くなるので分けています。
⑥は高さ2ブロック。
【AND回路】
①execute if entity @e[nbt={Item:{tag:{display:{Name:"\"時の時計\"",Lore:["\"説明文\""]}}}}] ②execute if entity @e[tag=c_toki,level=1..] ③execute as @e[type=!minecraft:player] at @s run data merge entity @s {NoGravity:1b,NoAI:1b} |
【AND回路】
①「時の時計」が落ちている時、信号を出す。
②プレイヤーに経験値が1Lv以上で、タグ「c_toki」がある時、信号を出す。
③プレイヤー以外のエンティティの動きを止めます。
【オフハンド検知】
④execute if entity @a[nbt={Inventory:[{Slot:-106b,tag:{display:{Name:"\"時の時計\"",Lore:["\"説明文\""]}}}]}] ⑤execute as @a[nbt={Inventory:[{Slot:-106b,tag:{display:{Name:"\"時の時計\"",Lore:["\"説明文\""]}}}]}] at @s run tag @a[nbt={Inventory:[{Slot:-106b,tag:{display:{Name:"\"時の時計\"",Lore:["\"説明文\""]}}}]}] add c_toki ⑥tag @a remove c_toki |
【オフハンド検知】
④「時の時計」をオフハンドに持っている時、信号を出す。
⑤「時の時計」をオフハンドに持っているプレイヤーに、タグ「c_toki」を付ける。
【タグ削除】
⑥信号がオンの時、タグ「c_toki」を削除します。
Java版のコマンド作成(後半)。
信号がオンになった時、タグを消してエンティティを動かします。また、エフェクトタイマーを使って、約1秒間隔で信号のオンオフを繰り返し、経験値を減らします。※最小20ティック(tick)単位で時間調整が可能。
④にはレッドストーントーチ。黄色枠のコンパレーターは1回クリック(乗算モード)。
【リセット】
①execute as @e[type=!minecraft:player] run data merge entity @s {NoGravity:0b,NoAI:0b} |
【リセット】
①信号がオンの時、エンティティを動かします。
【エフェクトタイマー】
②effect give @a[tag=c_toki] unluck 1 0 true ③execute if entity @a[nbt={ActiveEffects:[{Id:27}]}] ④xp add @a[tag=c_toki] -1 levels ⑤execute as @a[tag=c_toki] at @s run playsound block.note_block.guitar player @a[tag=c_toki] ~ ~ ~ |
【タイマー】
②タグ「c_toki」に不運のステータス効果を1秒与える(trueでモヤモヤを消しています)。
③不運のステータス効果が消えた時、信号を出す。
④タグ「c_toki」の経験値レベルを1引く。
⑤タグ「c_toki」にギター音を再生。
不運は自然発生することも無く釣りにしか効果がないので、タイマーにも使いやすいです。※タイマーは、不運以外のエフェクトでも動作可能。
◻︎経験値入手コマンド
/xp add @p 30 levels
時の時計【統合版】
経験値が1以上ある時「時の時計」を投げるとエンティティの動きが止まります。経験値が無くなるか「時の時計」を拾うと、エンティティが動き出します。マルチプレイでも使えるように、タグの解除と「時の時計」が受け渡しが出来る、時計ケースを作ります。
※プレイヤーにタグが残っていると効果が重複します。
アイテム名の変更。
金床を使ってチェストと時計の名前を変更します。
時計→「時の時計」を2個作成。
チェスト→「時計ケース」を2個作成。
タグ付け装置。
「時の時計」を出し入れする時に、プレイヤーにタグを付けたり消したりします。
開始点は座標(0 -60 0)。「A」は座標(1 -60 0)、「B」は座標(1 -60 6)。
【統合版】
①execute if blocks 1 -60 0 1 -60 0 1 -60 6 all ②tag @a remove c_toki ③tag @p add c_toki |
①「A」と「B」のチェストの中身が同じ時、信号を出す。
②全てのプレイヤーからタグ「c_toki」を削除。
③近くのプレイヤーにタグ「c_toki」を追加。
「あ」にはチェストの中身が分かるように、額縁に「時の時計」を入れておきます。
②にはレッドストーンランプを設置。「A」と「B」のチェストの中身が同じ時点灯。
時の時計の効果(AND回路)。
タグ付きプレイヤーが「時の時計」を投げた時、エンティティの動きを止めます。
③は地面下。④はレッドストーンが必要、ティックの遅延を20に変更。⑤は条件付きに変更。
【統合版】
①execute if entity @e[type=item,name=時の時計] ②execute if entity @a[tag=c_toki,lm=1] ③execute as @e[type=!player] at @s run tp @s ~~~ ④playsound note.guitar @a[tag=c_toki] ~~~ 1 1.05 1 ⑤xp -1l @a[tag=c_toki] |
【AND回路】
①「時の時計」が落ちている時、信号を出す。
②プレイヤーにタグ「c_toki」がある時、信号を出す。
【時の時計の効果】
③プレイヤー以外のエンティティの動きを止める。
④タグ付きプレイヤーに、ギター音を鳴らす(遅延20)。
⑤タグ付きプレイヤーの経験値レベルを1引く。
◻︎経験値入手コマンド
/xp 30l @p
ワールドデータ
完成データのダウンロード。
【統合版】 v1.19.83
完成データでは、座標(0 -61 0)にストラクチャーブロックが埋め込んであります。
アプリで開くから、Minecraftを選びます。
ダウンロード/時の時計.mcworld
【Java版】 v1.19.4
完成データでは、座標(0 -61 6)のチェストに「浮游の靴」が入っています。
zipを解凍して、フォルダを「saves」に入れて起動します。
ダウンロード/時の時計.zip
※二次配布は禁止です。
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