Minecraft【Java版/統合版】
多機能!タイマーデラックス。
ストップウォッチとタイマーの切り替えが出来る!
スコアボードを使った多機能タイマー。
Java版1.19、統合版はv1.19.10(Windows、iOS、Android)で動作確認。
数字が増えていく「カウントアップ」式のストップウォッチと、数字が減っていく「カウントダウン」式タイマーをひとつの装置にして、切り替えが出来るようにしました。
基本装置にブロックを追加して「秒・分」を表示します。
「時」表示も増設可能で紹介しますが、装置が複雑になります。
コマンドは少し変わりますが「Java版」「統合版」とも同じブロックの配置で動作します。
完成動画
目次
1.装置作成の準備
・チャットコマンド
・回路装置の種類と配置。
2.基本装置の作り方
・秒を計る装置。
・開始と停止装置。
3.カウントアップタイマー(ストップウォッチ)の作り方
・カウントアップ装置。
・時間の設定とリセット装置。
4.カウントダウンタイマーの作り方
・カウントダウン装置。
・時間の設定。
5.「時」の追加
・ストラクチャーデータ。
・使い方。
装置作成の準備。
チャットコマンド。
チートオンにしたワールドで、チャットコマンドを入力。
コマンドブロッックの入手と、コマンドログを消します。
/give @s command_block /gamerule commandBlockOutput false |
※「false」を「true」に変更すると、ログを表示します。
回路装置の種類と配置。
【回路装置の種類】
❶秒を計る装置 ❷開始と停止装置 ❸切り替え装置 ❹時間設定
配置したコマンドブロックの状態/すべて無条件
※()内は統合版の名称。
コマンドブロックの色 | ブロックの種類 | レッドストーン |
黄色 | インパルス (衝撃) |
動力が必要 (レッドストーンが必要) |
青色 | チェーン | 常時実行 (常にアクティブ) |
紫色 | リピート (反復) |
常時実行 (常にアクティブ) |
基本装置の作り方。
画像を参考にブロックを配置します。矢印はコマンドブロックの向き。
④⑤は1ブロック地面下に埋める。
秒を計る装置。
マインクラフトゲーム内の時間は、1日20分。1秒20ティック(tick)で流れています。
20ティック(tick)を1秒に変える装置を作ります。
※ゲーム内での時間の長さなので、実際の時間の1秒とは異なります。
実際の時間の1秒に近づけたい場合は、16ティック(tick)に変更してください。
チャットにコマンドを打ち込みます。
スコアボード名「count」を作り、サイドバーに表示します。
/scoreboard objectives add count dummy /scoreboard objectives setdisplay sidebar count |
※「count」を消したい時
/scoreboard objectives remove count
◎画像の番号と同じブロックに、コマンドを入力。
Java版のコマンド
①scoreboard players add ティック count 1 ②execute if score ティック count matches 20.. ③setblock ~ ~ ~ redstone_block ④setblock ~ ~ ~ air ⑤scoreboard players set ティック count 0 |
統合版のコマンド
①③④⑤ Java版と同じ ②scoreboard players test ティック count 20 |
解説
①「動力が必要(レッドストーンが必要)」に変更。
動力がある時、スコアボード「count」のティックに1足していきます。
②スコアボード「count」のティックが20になったら、コンパレーター(反復装置)に信号を送ります。
③④の座標。レッドストーンブロックを置きます。
④④の座標。レッドストーンブロックを消します。
⑤スコアボード「count」のティックを0に設定します。
「あ」にレッドストーンブロックを置くと、装置が動きます。
④のコマンドブロック上でレッドストーンブロックが点滅し、サイドバーに表示した「count」のティックが1〜20までの数字を繰り返し表示していたら成功です。
開始と停止装置。
矢印はリピーターの向き。
解説
①金ブロックはタイマーの開始ボタン。
石のボタンを付けて、後ろにリピーターを繋げます。
2ブロック空けてピストン(※通常のピストン)を向かい合わせにします。
②鉄ブロックはタイマーの強制停止ボタン。
ピストンの後ろに鉄ブロックを置いて、石のボタンを付けます。
③は1ブロック下げて、レッドストーンダスト(の粉)を横に繋げ、リピーターを設置。
③にレッドストーンブロックを置き、金ブロックに付けた開始ボタンを押します。
「❶秒を計る装置」が動作したら、鉄のブロッックに付けたボタンを押して、装置を停止します。
カウントアップタイマー(ストップウォッチ)の作り方。
画像を参考にブロックを追加で設置します。矢印はコマンドブロックの向き。
①⑤⑥は高さ2ブロック。⑦⑧は1ブロック地面下に埋める。
「い」のレッドストーントーチ(のたいまつ)から「う」のピストンにレッドストーンダスト(の粉)を繋げます。
カウントアップ装置。
数字が増えていくカウントアップタイマー(ストップウォッチ)を作成します。
チャットにコマンドを打ち込みます。
スコアボード名「Time」を作り、サイドバーに表示します。
/scoreboard objectives add Time dummy /scoreboard objectives setdisplay sidebar Time |
※「Time」を消したい時
/scoreboard objectives remove Time
◎画像の番号と同じブロックに、コマンドを入力。
Java版のコマンド
①scoreboard players add 秒 Time 1 ②execute if score 秒 Time matches 60.. ③scoreboard players set 秒 Time 0 ④scoreboard players add 分 Time 1 |
統合版のコマンド
①③④ Java版と同じ ②scoreboard players test 秒 Time 60 |
解説
①動力がある時、スコアボード「Time」の秒に1足していきます。
②「動力が必要(レッドストーンが必要)」に変更。
スコアボード「Time」の秒が60になったら、コンパレーター(反復装置)に信号を送ります。
③スコアボード「Time」の秒を0に設定します。
④スコアボード「Time」の分を1に設定します。
時間の設定とリセット装置。
ストップウォッチの時間を設定します。
設定した時間になったら装置を止め、スコアボードの数字を0に戻します。
◎画像の番号と同じブロックに、コマンドを入力。
Java版のコマンド
⑤execute if score 秒 Time matches 0 ⑥execute if score 分 Time matches 0 ⑦scoreboard players set 秒 Time 0 ⑧scoreboard players set 分 Time 0 |
統合版のコマンド
⑤scoreboard players test 秒 Time 0 0 ⑥scoreboard players test 分 Time 0 0 ⑦⑧ Java版と同じ |
解説
⑤スコアボード「Time」の秒が0になったら、コンパレーター(反復装置)に信号を送ります。
⑥スコアボード「Time」の分が0になったら、コンパレーター(反復装置)に信号を送ります。
AND回路
⑤と⑥の2つの信号がオンになった時、「い」から「う」のピストンに信号を送ります。
⑦スコアボード「Time」の秒を0に設定します。
⑧スコアボード「Time」の分を0に設定します。
ストップウォッチ装置の完成です。
⑤⑥のコマンドの数字を止めたい数字に合わせます。
1分30秒の場合。
Java版のコマンド
⑤execute if score 秒 Time matches 30 ⑥execute if score 分 Time matches 1 |
統合版のコマンド
⑤scoreboard players test 秒 Time 30 ⑥scoreboard players test 分 Time 1 |
金ブロックに付けた開始ボタンを押して、ストップウォッチを起動します。
スコアボードの数字が増え、指定した時間になったら自動で装置が停止します。
◎注意点
装置から離れすぎるとコマンドブロックが動かなくなります。
想定外ですが、分に上限を付けていないので長時間も動作すると思います。
カウントダウンタイマーの作り方。
画像を参考にブロックを追加で設置します。矢印はコマンドブロックの向き。
装置❸の①②③④は高さ2ブロック。
カウントダウン装置。
数字が減っていくカウントダウンタイマーを作成します。
◎画像の番号と同じブロックに、コマンドを入力。
Java版のコマンド
①scoreboard players remove 秒 Time 1 ②execute if score 秒 Time matches ..-1 ③scoreboard players set 秒 Time 59 ④scoreboard players remove 分 Time 1 |
統合版のコマンド
①③④ Java版と同じ ②scoreboard players test 秒 Time -1 -1 |
解説
①動力がある時、スコアボード「Time」の秒から1引いていきます。
②「動力が必要(レッドストーンが必要)」に変更。
スコアボード「Time」の秒が -1になったら、コンパレーター(反復装置)に信号を送ります。
③スコアボード「Time」の秒を59に設定します。
④スコアボード「Time」の分から1引きます。
時間の設定。
タイマーの時間を設定します。
スコアボード「Time」の秒と分が0になったら装置を止めます。
止める装置は作ってあるので、⑤と⑥の数字を「0」にするだけです。
◎画像の番号と同じブロックに、コマンドを入力。
Java版のコマンド
⑤execute if score 秒 Time matches 0 ⑥execute if score 分 Time matches 0 |
統合版のコマンド
⑤scoreboard players test 秒 Time 0 0 ⑥scoreboard players test 分 Time 0 0 |
解説
⑤スコアボード「Time」の秒が0になったら、コンパレーター(反復装置)に信号を送ります。
⑥スコアボード「Time」の分が0になったら、コンパレーター(反復装置)に信号を送ります。
AND回路
⑤と⑥の2つの信号がオンになった時、「い」から「う」のピストンに信号を送ります。
タイマーの数字を設定しやすいように、コマンドを追加します。
画像を参考に①②③のコマンドブロックを設置し、石のボタンを付けておきます。
「え」のレバーを引いて、粘着(吸着)ピストンを右に移動しておきます。
「お」にブロックを置き、石のボタンを付けておきます。
◎画像の番号と同じブロックに、コマンドを入力。
Java版、統合版のコマンド
①scoreboard players add 秒 Time 10 ②scoreboard players add 分 Time 1 ③scoreboard players add 分 Time 10 |
解説
①スコアボード「Time」の秒に10を追加します。
②スコアボード「Time」の分に1を追加します。
②スコアボード「Time」の分に1を追加します。
「え」のレバーで、ストップウオッチ装置とタイマー装置の切り替えが出来ます。
「え」のレバーは上でも下でも「お」のボタンを押すと、1秒単位で時間設定が出来ます。
タイマー装置の完成です。
時間の設定が出来たら、金ブロックに付けた開始ボタンを押してタイマーを起動します。
スコアボードの数字が減り「0」になったら、自動で装置が停止します。
◎注意点
装置から離れすぎるとコマンドブロックが動かなくなります。
分までしか作ってないので、1時間以上は60分、120分などで設定してください。
「秒・分」表示だけならコンパクトに配置出来るので、画像を参考に挑戦してみてください。
「秒」表示だけなら、もっとコンパクトに配置出来そうですね!
「時」の追加。
「時」を追加すると、画像のような配置になります。
画像を参考に挑戦してみてください。
ストラクチャーデータ。
「時」を追加したタイマーデラックスの、ストラクチャーデータアップしておきます。
◎ダウンロード
Java版用/time.nbt
統合版用/time.mcstructure
- ストラクチャーデータの使い方はこちら→ 装置や建物(構造体)を別ワールドへ移動。
使い方。
完成動画参照
◎ロードモード
ストラクチャー名(構造体)【time】
相対位置(オフセット)はY:「-1」に合わせます。
ストラクチャーデータを読み込み(ロード)したら、「❶秒を計る装置」③④のコマンドブロックを開きます。「0 0 0」になってる箇所に④の座標を入力します。
①装置横のコマンドブロックのボタンを押します。(スコアボードを作ります)
②金ブロックのボタンを押して装置を起動させ、鉄ブロックのボタンを押します。
③サイドバーにTime「秒・分・時」が表示されたら、タイマー装置の復元成功です。
◎注意点
装置の構造上、ストップウォッチの「1時間」ぴったりでは止めれません。
1時間を計る時は「60分」で設定してください。
2時間で止めたい場合は「1時間と60分」で設定します。
または「1時間と1秒」や「2時間と1秒」でも止まります。
おすすめ記事もどうぞ!